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先ずは、先月末に発生した「西日本豪雨」で被災された皆さまに、お見舞い申し上げます。
昨日取材した、東福岡高校対アビスパ福岡U−18の試合前にも、選手、スタッフ、観客が黙祷を捧げました。
去年起こった「北部九州豪雨」の現状を見ても、復旧にはかなりの時間が掛かると思われますが、出来るだけ早く、元の生活が送られる様になるのを、心より願っております。


15日早朝、博多に夏を告げる「博多祇園山笠」のフィナーレである追い山が行われ、今年の一番山の西流を先頭に、各舁き山が、博多の街を疾走した。
そこからさかのぼる事12時間前(正確には12時間1分)、博多祇園山笠の熱にも負けない、ユース世代の最高峰のリーグ戦である、高円宮杯プレミアリーグWESTにて、福岡県のユース世代を牽引する、東福岡高等学校(以下、東福岡)対アビスパ福岡U−18(以下、アビスパ)の「福岡ダービー」が行われた。


東福岡高等学校 スタメン
GK 1 松田 亮 
DF 2 中村 拓海 3 中西 渉真 5 岩城 雄大 12 井﨑 涼輔
MF 6 中村 拓也 7 福田 翔生 8 野寄 和哉 10 篠田 憲政 11 井本 寛次
FW 9 大森 真吾
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アビスパ福岡 Uー18 スタメン
GK 16 桜木 亮太
DF 5 鷹巣 直希 6 桑原 海人 33 森山 公弥 
MF 7 児島 信之介 10 北島 祐二 12 松田 知己 15 下川 草太 18 田村 奎人 20 吉村 銀河
FW 39 石井 稜真
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17時にキックオフされた試合の序盤、お互いに相手の出方を伺うような、静寂した、そして少し重苦しい雰囲気が、ピッチ上を覆っていた。
しかし、その重苦しい雰囲気を先に打破したのは、ホームの東福岡。
14分に7番の福田選手が、得意のドリブルからスルーパスを前線の大森選手に送ると、大森選手のシュートは枠を捉えるが、今季初出場初スタメンをこの大舞台で飾った、ゴールキーパーの桜木選手が好セーブで防ぎ、決定的な最初のピンチを救う。
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するとその2分後、攻撃陣がその好セーブに応えるように、アビスパが先制点を奪う。
中盤の20番吉村選手のスルーパスに抜け出した、12番松田選手が俊敏な動きで、相手ディフェンダーを翻弄すると右足一閃。
ゴールは右隅に突き刺さり、アウェーのアビスパが先制する。
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これでリズムをつかんだアビスパは、吉村選手と7番の児島選手、そして10番の北島選手が好守で躍動し、東福岡を押し込む時間帯が続く。
22分には、6番桑原選手がドリブルでペナルティーエリアに進入。しかし、東福岡のゴールキーパー松田選手の果敢な飛び出しに防がれ、チャンスを生かせず。
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さらに31分にも、18番田村選手が裏へ抜け出してからのシュート。弾いたところに松田選手が詰めるが、ここも松田選手の好判断、積極的な守備の前にアビスパは追加点を奪えず。

この松田選手の好守に奮起されたのか、ここまで良いところが無かった攻撃陣が、徐々に流れを引き寄せ始める。
33分、キャプテンの6番中村拓也が左サイドから前線の11番井本選手にパスを送りドリブル開始。
しかし、ここはアビスパの15番下川選手が冷静に対応し、チャンスを作らせない。
その3分後には、右コーナーキックのこぼれ球から、大森選手が決定的なシュートを放つが、桜木選手がまたもビッグセーブを見せ、ゴールを死守。
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前半終盤には、徐々に東福岡らしい攻撃の形を見せるが、桜木選手を中心に、集中した守備で無失点で凌ぎきり、前半はアビスパリードで終えた。

前半終了のホイッスルが鳴り響い後、イラ立ちを隠さず、闘志をむき出しにしていた東福岡の選手を見た時、この試合への意気込み、勝利へのこだわりが見え、後半は凄い試合になると確信した。
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後半の入りも悪く無かったアビスパだったが、それを上回ったのは、攻撃のギアを上げた東福岡だった。
開始4分に獲得した左コーナーキック。キッカーの井本選手が絶妙なキックでニアに上げるが、桜木選手がパンチングでクリア。
その3分後にも、ゴール前のクロスに、5番の岩城選手がニアで頭で合わせるが、ここも桜木選手が片手で好セーブ。その後もセットプレーでチャンスを作る東福岡の攻撃を、何度も桜木選手は防ぎ、ベンチの期待に応え続けた。
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しかし、前半の様にボールキープが出来ず、重心が下がり続けたアビスパの守備ブロックが、ついに突破されてしまう。
後半の15分、クリアボールを拾った福田選手のパスを、大森選手が相手ディフェンダーを背負いながらボールをキープ。振り向きざまに放ったシュートは、相手ディフェンダーの股を抜け、ゴールに吸い込まれる見事なシュートで、東福岡が同点に追いつく。
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これで勢いをつかんだ東福岡の攻撃陣は、さらにアビスパに襲いかかる。
その後の猛攻も、桜木選手に何度も防がれたが、19分、途中出場の23番中村駿介選手のパスに抜け出した井本選手がゴールを決め、逆転に成功。
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その1分後には、左サイドの位置で獲得したフリーキックのチャンスに、中村拓也選手が直接ゴールを沈め追加点。
余裕が出て来た東福岡に対し、アビスパは攻め手を欠き、時間だけが進む。
東福岡は33分にも、左コーナーキックから、ゴール中央で中村駿介選手が頭で合わせ、さらに点差を広げた。
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このままでは終われないアビスパも、怪我から復帰した2番坂口選手が果敢に攻撃を仕掛け、チャンスを演出するが、42分に39番石井選手が放ったシュートは、無情にもゴール上へ外れてしまう。
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アディショナルタイムの4分に入っても、攻撃の手を緩めず、主導権を握り続けた東福岡が、このまま試合をクローズ。
4−1で勝利し、熱戦の福岡ダービーを制した。
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