この日のキックオフは17時。
日中はまだ暑さを感じるものの、福岡もずいぶん涼しく感じる瞬間が増え、夏の終わり、秋の訪れを感じられる様になった。
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東福岡高校(以下、東福岡)は前節のアウェー戦で勝利し、首位とは勝ち点1と、逆転優勝に向けて好調を維持している。
今節も、順位の近いガンバ大阪ユース(以下、ガンバ)が相手。前日に、首位の京都サンガF.C.U−18が勝っているだけに、勝利したい一戦。
当然、アウェーに乗り込んできたガンバも思いは一緒。
その両者の熱い思いは、90分間途切れること無く、熱気を帯びた試合となった。

東福岡高等学校 スタメン
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GK 14 老川 直利 DF 2 中村 拓海 3 中西 渉真 5 岩城 雄大 12 井﨑 涼輔 
MF 6 中村 拓也 8 野寄 和哉  11 井本 寛次 16 牧山 晃政 18 荒木 遼太郎 FW 20 境 悠人

ガンバ大阪ユース スタメン
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GK 1 駒井 幸弘 DF 3 大石 修也 4 吉木 大喜 5 河合 哲太 6 岡治 秀明
MF 7 丹羽 匠 8 奥野 耕平 10 岩本 翔 11 足立 翼 15 長尾 優斗 FW 14 原田 烈志

開始30秒で、フリーキックのチャンスを掴み、キックオフと同時に攻めの姿勢を見せた東福岡だったが、攻撃が持ち味のガンバも負けずに攻める。
2分、右コーナーキック付近で、6番の岡治選手が粘って、7番丹羽選手がドリブルでペナルティーエリアに侵入。クロスは中に合わなかったものの、惜しいチャンスを作る。
対する東福岡も8分、中央の6番中村拓也選手が右に展開。2番の中村拓海選手がドリブルからのクロスは弾かれるが、再度16番の牧山選手がクロスを上げると、ファーにいた11番井本選手がシュート。惜しくも、ガンバのゴールキーパー駒井選手の正面を突く。
17分には、今度はガンバが決定的なチャンスを迎える。
中盤の11番足立選手からのスルーパスに、抜け出したチーム得点王の14番原田選手が、左隅に狙い澄ましたシュートを放つが、左ポストに弾かれ、跳ね返って来たボールを再度左足でシュート。
これをゴール上に外してしまい、天を仰ぐ原田選手。 
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リズム良く攻めていたガンバは、29分にもペナルティーエリア付近の混線から、こぼれ球にいち早く反応した4番吉木選手がシュートを放つが、左サイドネットをかすめる。 

我慢の時間が続いた東福岡だったが、ワンチャンスをモノにする。
32分、中盤で細かく繋いだボールは、中村拓也選手の元へ。鋭いスプリントで、前線に駆け上がった中村拓海選手へループ気味のパスを送る。
中村拓海選手のシュートは、駒井選手にブロックされるが、詰めていた20番堺選手がゴールを決め、均衡を破る先制点を奪う。 
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しかし、攻撃力では負けていないガンバが、直ぐにゲームを振り出しに戻す。
38分、相手ゴール前で抜群のキープ力を見せる原田選手。東福岡ディフェンスに挟まれながらも、右サイドでフリーだった6番岡治選手に、見事なテクニックでパスを送ると、岡治選手も間髪入れずにゴール前にクロスを上げる。
そこに走り込んだ、8番奥野選手が頭で合わせて同点ゴール。
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ここから前半終了まで、押せ押せだったガンバ。
43分の奥野選手、45分の原田選手の決定的なシュートは、この日先発だった東福岡のゴールキーパー老川選手が、体を張ってシュートストップ。 
勝ち越しゴールは許さず、前半は両チーム1点ずつを奪い終了。
攻める時間はガンバの方が多かったが、ゲーム内容は互角の前半。
後半、どんな試合展開になるのか期待していたが、その期待を大幅に超えるモノが、そこには待っていた。

後半に入っても、リズム良く攻めるガンバだったが、そこはしっかり対応し、反撃の時を待つ東福岡。
すると7分、チャンスと見た中村拓也選手が、相手ペナルティーエリア前の攻防から、こぼれ球を拾うと右足一閃。
ドライブが掛かったシュートは、左隅下のココしか無いという所に吸い込まれる、ビューティフルゴール。
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キャプテンの勝ち越しゴールで勢いに乗った東福岡は、10分。老川選手のキックを、堺選手が相手ディフェンダーに頭で競り勝ち、右の井本選手へ。
井本選手は得意のドリブルで駆け上がり、相手守備陣を引き寄せると、ゴール前へクロスを上げる。
そこへ走り込んだ、フリーの堺選手は確実に流し込み、今日2点目となるゴール。
3−1と、東福岡が点差を広げた。
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このままでは終われないガンバは、18分に19番川崎選手、29番福井選手の2枚替えで、相手に行った流れを取り戻しに掛かる。
すると21分、相手の守備網を一瞬のスピードで抜き去った、7番丹羽選手がゴールを決め1点差に。
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しかし東福岡も31分、相手の大きく蹴り出したボールに、自陣から打点の高いヘディングで、前線の堺選手にボールを送り込んだ中村拓海選手の好判断から、その堺選手が右サイドからクロスを上げると、中で待ち構えていた18番荒木選手がヘディングシュートを決め4−2。
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再度2点差をつけられたガンバも、その4分後に、相手ペナルティーエリア前でボールを奪取すると、途中出場の22番久保選手が押し込み4−3。
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追いすがるガンバに、東福岡も途中出場の選手たちが意地を見せる。
7番福田選手が、ハーフウェイライン付近で気迫のスライディングからボールを奪取すると、右サイドにいた13番石原選手がドリブルで持ち込み、中村拓海選手へパス。
中村拓海選手のクロスに、32番の田中選手が押し込み5−3。
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これで決まったかと思われたが、脅威的な粘り強さを見せるガンバユースの選手。
44分に、相手ゴール前で巧みなフェイントで、一瞬の間を作った19番川崎選手がシュートを決め、またも1点差に。

アディショナルタイム4分も、ガンバの攻勢が続いたが、ゴールキーパー老川選手が再三再四、ピンチを防ぎタイムアップ。
互いのサッカー、勝利、チームに対するプライドが詰まった試合は、後半だけで7ゴールが生まれる大熱戦となったが、5−4で東福岡高校が逃げ切って勝利。
チーム全員で、大きな勝ち点3を積み上げた。
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