ツーンとする冬の感覚とは違う、何か張り詰めた感覚を感じた今日の福岡フットボールセンター。
まるでピッチが、これから熱戦を繰り広げるであろう選手たちを、静かに出迎えているかの様だった。
ついに、高円宮杯プレミアリーグも今日が最終節。
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WESTでは、アビスパ福岡U−18対東福岡高校という、福岡のサッカーファンにとっては最高のカードが組まれていた。
優勝の可能性が無くなったとか、もう残量を決めているとか、一切関係ない。
ただ、チームの勝利とプライドだけをぶつけ合う、ユース版『福岡ダービー』の一戦が行われた。
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アビスパ福岡U−18 スタメン
GK 16 桜木 亮太 
DF    2 坂口 翔太 3 利川 大貴 5 鷹巣 直希 6 桑原 海人 8 小嶋 和典 33 森山 公弥
MF 10 北島 祐二 15 下川 草太 20吉村 銀河  
FW 39 石井 稜真 
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東福岡高校 スタメン
GK 1 松田 亮 
DF 2 中村 拓海 4 西田 翔央 5 岩城 雄大 29 モヨ マルコム強志
MF 6 中村 拓也 8 野寄 和哉 10 篠田 憲政 13 石原 利玖 19 知花 康士朗  
FW 9 大森 真吾

最初に攻勢に出たのは東福岡高校(以下、東福岡)だった。
試合開始から1分も経たずに、左サイドからのクロスを、10番篠田選手がシュートまで持って
行くが、アビスパ福岡U−18(以下、アビスパ)のディフェンダーがブロック。
攻撃の手を緩めない東福岡は、10分には決定機を迎える。
左からのクロスを、フリーの状態で受けた9番の大森選手。ワントラップからシュートを放つが、
ギリギリの所で、この日最終ラインに入っていた、20番の吉村選手にかき出され、こぼれ球に反応した、
2番中村選手のミドルシュートは、ゴールキーパー桜木選手が見事な反応でセーブ。
東福岡は、惜しくも先取点のチャンスを逃してしまう。
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最初のピンチを防いだアビスパはホームの後押しを受け、東福岡の攻撃を跳ね返し続けると、徐々に
攻撃にもリズムが出て来る。
16分、ハーフウェイラインから放った33番森山選手のロングシュート。
ボールはグングンとゴールへ向かって、このまま入るのかと思われたシュートは、東福岡のゴールキーパー松田選手が、
見事なバックステップから、片手でシュートをはじき出す。
その1分後にも、後方からのフィードに抜け出した、2番の坂口選手のシュートもブロック。
先に失点は許さないという、両チームのゴールキーパーの美守が、ゲームをグッと引き締める。
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流れが来ている時間に、先取点が欲しいアビスパは、10番北島選手が中へと切れ込むドリブル。
ゴール前の絶好の位置で、フリーキックを獲得する。 
キッカーは、キャプテンの8番小嶋選手。
右足から放たれたシュートは、綺麗な放物線を描きながら、縦に落ちる様な軌道で、ゴール右上隅に
吸い込まれる、プロ顔負けのシュートが決まり、アビスパが待望の先取点を奪った。 
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追いかける立場となった東福岡だが、なかなか1トップの大森選手に良いボールが入らず、サイドでも
アビスパの早いチェックに起点が作れず、ボールは持つもののシュートまで行けない時間が続く。
36分に左コーナーキックから、大森選手が頭で合わせるも、シュートは上へ。
アビスパの術中にはまったまま、東福岡は前半の45分が過ぎてしまい、アディショナルタイム無しで、1−0のアビスパリードでハーフタイムを迎えた。 
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後半、最初の入りも良かったアビスパ。
ゴールへの意識が、誰よりも高く感じられた2番の坂口選手が、後方からの20番吉村選手のロング
フィードに又も抜け出すが、猛ダッシュの松田選手が間一髪でクリア。
10分には、右からのスローイングから、15番下川選手がゴール前にクロスを上げるが、
惜しくも39番石井選手には合わず。
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流れの中で、シュートまで行けていなかった東福岡だったが、セットプレーから遂に同点に追いつく。
11分右サイドで得たフリーキックのチャンス。キッカーのキャプテンで6番中村選手のゴール前のクロスに、
ファーサイドで待ち構えていた4番西田選手が、豪快なヘディングシュートを突き刺す。
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試合が振り出しに戻り、試合が落ち着くかと思われたが、その2分後再度アビスパが突き放す。
右サイドからのフリーキック。ゴール前のクロスは一度クリアされるが、そのこぼれ球を拾った6番
桑原選手が再度ゴール前に上げると、3番利川選手の落としを、5番鷹巣選手がしっかりゴールへ
流し込み2−1に。
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再度突き放されてしまった東福岡は、19分、18番荒木選手と39番青木選手を同時に投入。 
ゲーム展開を読む力に長ける荒木選手と、抜群の突破力をいかんなく発揮する青木選手に引っ張られる様に、
一気に流れが東福岡へ傾く。 
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ゴール前のシーンが増え、それを何度もはじき返していたアビスパだったが、ついに40分、東福岡が再度同点に追いつく。
荒木選手のこぼれ球に、いち早く反応した23番中村選手がゴールを決め2−2。
残り時間もあとわずかで、このまま同点で終えるのかと思われたが、ピッチ上の選手たちからは、そんな気持ちは微塵も見せず。
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両チーム気持ちのこもったプレーを見せる中、最後にサッカーの神様は東福岡に微笑む。
43分、荒木選手のパスにトップスピードで抜け出した青木選手は、落ち着きはらったシュートで、
アビスパゴールに突き刺し、土壇場でついに逆転に成功する。
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アビスパに残されたのは、アディショナルタイムの3分。
その47分、前半のゴールと同じ様な位置でフリーキックのチャンスを掴む。
ボールをゆっくりとセットするのは小嶋選手。
静寂の中から右足で放たれたシュートは、左ポストに弾かれ、惜しくも同点ゴールとは成らず。
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最後は、選手権予選でも何度も見せつけた底力で、逆転勝ちを収めた東福岡高校が福岡ダービーをダブルで制し、
連勝でリーグ戦を締めくくった。
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公式記録
http://www.jfa.jp/match/takamado_jfa_u18_premier2018/west/schedule_result/pdf/m1809.pdf
その他の試合の写真はコチラ ↓
https://www.instagram.com/cross_football_fukuoka/