桜の開花宣言があった、春分の日の福岡県。
日中は20度越すなど、春本番が近づいて来た。そんな中、サッカー界の年末年始の恒例行事、
『2019年度 天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会』(http://www.jfa.jp/match/emperorscup_2019/)の
福岡県代表として本戦出場を懸けた戦い、「第23回福岡県サッカー選手権大会」が、今月の16日から開幕している。
残念ながら、開幕戦となった16日の日本経済大学と三宅クラブの試合は、サニックス杯と被って
行く事は出来なかったが、毎年楽しみにしている大会だ。
昨年は、決勝で福岡大学がギラヴァンツ北九州をPK戦の末勝利し、本戦出場を決めた。
(昨年の決勝のレポートhttps://crossfootball-fukuoka.themedia.jp/posts/4202090
今年はどんなドラマが待っているのか?! 胸の高まりを抑えつつ、会場となっている福岡フットボールセンターに向かった。
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この日の対戦は、昨年九州大学リーグで9位の九州国際大学(以下、九国大)と、九州サッカーリーグに所属する九州三菱
自動車(以下、九州三菱 http://kmg-soccer.jugem.jp)との一戦。
取材に行けていないので、あまり多くは語れないのが残念だが、地域リーグに所属する(http://www.kyu-league.jp/index.html)
福岡県唯一の社会人チームだ。
大好きなサッカーとは言え、仕事をしながら続けるのは並大抵の事では無いはず。
本人の努力もさることながら、周りの理解があってこそ。そんな強い思いを胸に戦う相手に、九国大がどういう戦いを見せる
のかに注目した。

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九州三菱自動車 スタメン
GK 23 重富 大輔
DF 3 倉富 裕也 4 東條 奏 6 成良 拓真 24 青木 利博
MF 7 鳥原 一樹 10 濱中 祐輔 11 畠中 慎太郎 15 郷司 宏貴 
FW 9 野村 章悟 13 福田 量司
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九州国際大学 スタメン
GK 21 高辻 輝
DF 5 大迫 龍太 9 木下 啓太
MF 6 上江 啓太 7 岡本 悠太郎 8 山田 康太 10 山本 光彦 11 白築 健人 22 飯尾 亮多
FW 14 東 晃隆 19 嶋津 翔太

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キックオフ30秒でコーナーキックを獲得するほど、序盤から主導権を握ろうとした。
12分にも左サイドを崩し、13番福田選手のクロスに、11番畠中選手が飛び込むも九国大守備陣にクリアされる。
九州三菱の激しいプレッシャーに、攻撃のリズムを掴めずにいた九国大だったが、その競り合いに負けなくなると、
ボールを奪ってから中盤の22番飯尾選手にボールを預け、カウンターを仕掛けながら、2列目の選手も追い抜き、
多くのチャンスを作り続ける。
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31分もショートカウンターから、19番嶋津選手がシュートまで持って行くも、九州三菱のゴールキーパー重富選手の
好ブロックの前に阻まれる。
しかしその2分後、左からのコーナーキックのチャンス。一度はクリアされるも、10番山本選手が左サイドから中へ折り返すと、11番白築選手が流し込み九国大が試合の均衡を破る先取点を奪う。
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勢いに乗った九国大は41分にも、後方からのロングフィードのパスに抜け出した22番の飯尾選手。
見事なトラップで相手マークを振り切ると、ゴールキーパーも交わし、追加点となるゴールを決め前半は九国大の2点リードで、試合を折り返す。
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後半に入ると流れは一変、九州三菱に流れる。
後半頭から入った16番柄本選手が、開始2分の決定機を外してしまったが、九州三菱の時間帯が続く。
何度かあったセットプレーからのチャンスを、九国大のゴールキーパー高辻選手を中心に、跳ね返し続けられたが、ついに
22分チャンスをモノにする。
ペナルティーエリア左で得たフリーキックのチャンス。10番濱中選手のゴール前のクロスの折り返しを、6番成良選手が頭で押し込み1点さに詰め寄る。
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勢いを取り戻した九州三菱に、前半の様にパスが繋がらなくなった九国大。
なかなかシュートまで持って行けず、我慢の時間が続くが、42分に九州三菱に退場者が出て、数的優位に立ち、残り時間も
残りわずか。会場の誰もが、このまま試合終了と思っていた中、諦めていなかったのが九州三菱の選手たち。
アディショナルタイム4分の半分が過ぎたその時、起死回生の同点ゴールが生まれる。
福田選手がドリブルで左サイドを突破して得た、フリーキックのチャンス。
濱中選手の右足から放たれたゴール前のクロスに、ファーサイドで合わせたのは畠中選手。
思いの詰まったシュートは、ゴールに吸い込まれ、試合は2−2の振り出しに。
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試合は90分間では決着が着かず、10分ハーフの延長戦へと突入した。

延長戦に入ると、気持ちを入れ直した九国大が息を吹き返し、試合に決着が着かれた。
前半5分に、後方からのパスに抜け出した15番髙山選手がゴールを決め勝ち越しに成功すると、
後半にも白築選手、10番山本選手にもゴールが生まれ5−2に。
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九州三菱も、最後の最後まで反撃を続けるも力尽きタイムアップ。
延長までもつれた白熱した試合は、九州国際大学が5−2で勝利し、福岡大学が待つ2回戦へと駒を進めた。 
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『第23回福岡県サッカー選手権大会(2019年度 天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会代表決定戦) 』
公式サイト ↓
http://fukuoka-fa.com/wp-content/uploads/sites/3/2019/03/【結果】福岡県サッカー選手権大会-マッチ№【1】.pdf
その他の試合写真はコチラから ↓
https://www.instagram.com/cross_football_fukuoka/