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16日から始まった、「第23回福岡県サッカー選手権大会(天皇杯 代表決定戦)」。
ギラヴァンツ北九州が決勝からの出場の為、その決勝への出場権を賭けて争われている戦いも、準々決勝まで進んだ。
対戦カードは「福岡大学×九州国際大学」、「九州産業大学×日本経済大学」となり、全て大学のチームの争いとなった。
昨年の「九州大学リーグ」では、福岡大学、九州産業大学の方が順位的には上位だったが、すでに今大会一試合戦っている、九州国際大学、日本経済大学に勢いの面では分がある。
天皇杯本戦出場を賭けた戦いは、2週間後に迫ったリーグ開幕への足掛かりを掴むべく、白熱した試合となった。
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福岡大学 スタメン
GK 21 真木 晃平
DF 3 河野 秀汰 5 饗庭 瑞生 12 阿部 海斗 23 前野 翔伍
MF 6 河原 創  8 大熊 健太 13 亀井 海凪人 20 倉員 宏人 
FW 10 梅田 魁人 17 梅木 翼 
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九州国際大学 スタメン
GK 21 高辻 輝
DF 4 三原 貫汰5 大迫 龍太 6 上江 啓太 7 岡本 悠太郎
MF 8 山田 康太 10 山本 光彦 20 宮﨑 優成 22 飯尾 亮多
FW 15 髙山 新 19 嶋津 翔太

21日に行われた九州三菱自動車戦を、延長の末勝利し、勢いに乗って勝ち進んで来た九州国際大学(以下、九国大)。攻撃では中盤にテクニカルな選手を擁し、守備では最後まで集中した守りで、昨季リーグ王者の福岡大学(以下、福岡大)を最後まで苦しめる試合となった。

開始6分、後方からボールを繋いで来る九国大相手に、前線から連動して相手にプレッシャーを掛ける福岡大は、ボールカットから細かく繋いで、最後は13番亀井選手がシュートを放つも、九国大守備陣がブロック。
13分にも、左からの10番梅田選手のラストパスに、中で17番梅木選手が合わせるが、惜しくもシュートは上へ。
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福岡大の攻撃を凌いだ九国大も、スピードに乗った攻撃から、相手ゴール前まで攻めるものの、なかなかシュートまでは持って行けず、我慢の時間が続くが、ゴールキーパー高辻選手が再三好守でゴールを死守。福岡大に得点を許さなかった。
福岡大も、九国大の固い守りの前に、徐々にシュートまで持って行く事が出来なくなり、前半は両チーム無得点のまま終了する。
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状況を打開したい福岡大は、後半頭から14番今田選手を投入。乾監督の早めの決断には少し驚いたが、その期待を裏切らない、大きな仕事をやってのけて見せる。
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後半に入ると、セットプレーから得点の活路を見出そうとする福岡大だったが、集中力を途切らせない九国大の守備に、どうしてもゴールを割る事が出来ず。
すると18分、九国大はワンチャンスをモノにする。
カウンターを仕掛け、19番嶋津選手の後方からのパスに抜け出した、入ったばかりの14番東選手が
ペナルティーエリアに侵入すると倒され、主審はペナルティーキックの判定。
東選手自ら左隅にシュートを決め、九国大が待望の先取点を挙げる。
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追いかける立場となった福岡大だったが、ピッチ上の選手達は落ち着いていた。
今季からキャプテンマークを巻く梅田選手を中心に、多くの選手が声を出し合い、先ずは同点ゴールを奪うべく、前への推進力を増して行く。
26分、28分と、途中出場の11番花田選手がチャンスメイク、シュートと、攻撃のリズムを作ると、ついに同点に追いつく。
28分の花田選手のシュートで得た、右からのコーナーキックのチャンスに、ゴール前でルーズになったボールにいち早く反応した今田選手が押し込み1ー1の同点に。
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さらに終了間際の42分、左からのスローイングから、ボールを受けた今田選手が、ペナルティーエリア内で、技有りのループシュートを決め、ついに土壇場で福岡大が逆転に成功する。 

逆転された九国大も、最後まで粘りを見せたものの、同点ゴールを奪う事は出来ずタイムアップ。
福岡大学が、今田選手の2ゴールの活躍で勝利し、準決勝へと駒を進めた。
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大会公式サイト ↓
http://fukuoka-fa.com/wp-content/uploads/sites/3/2019/03/【公式記録】マッチ№【3】【4】.pdf 
その他の試合の写真はコチラ ↓
https://www.instagram.com/cross_football_fukuoka/