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令和最初の取材は、平成最後の取材地でもあった、九州国際大学グラウンドに再び足を運んだ。
今日の試合は、県リーグ1部の九州国際大学付属高等学校(以下、九国)対アビスパ福岡Uー18(以下、アビスパ)の一戦。九国のトップチームの好調な理由は、県リーグ開幕戦で闘志あふれる戦いを見せ、層の厚みを感じさせてくれた、セカンドチームの存在が大きいと感じたからだ。
当然プレミアで戦っているアビスパにも、このセカンドチームから上で戦える選手が出て来て欲しい。
そんな想いを抱きながら、14時のキックオフを心待ちにした。

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九州国際大学付属高等学校 スタメン
GK1 川口 誉天
DF2 中島 遼一郎 4 磯谷 駿
MF3 石本 渉 5 森 喜大 7 井上 悠真 14 宮崎 太一 17 岡 海斗 23 川西 翼
FW9 杉本 光 10 小方 耀平

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アビスパ福岡Uー18 スタメン
GK21 中村 成吾 
DF13 星山 璃功 19福嶋 正勝 27 羽瀬 友祐 28 小泉 慎二 30 新村 仁一楼
MF25 石橋 翔太 29 大坪 真砂斗 36 正村 友希
FW10 角田 朋輝 20福嶋 正隆

 ボールを繋ごうとするアビスパ相手に、前線の選手が高い位置からプレスを掛け、パスコースを限定させに行く九国。何度も中盤でパスをカットすると、鋭いショートカウンターを仕掛け、アビスパゴールに迫る。
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13分には、左サイドから10番小方選手のクロスに、23番川西選手がゴール前に飛び込むも、アビスパのゴールキーパー中村選手がしっかりキャッチ。19分にも、右からゴール前にロングスローを放り込むも、アビスパ守備陣が何とか弾き出し、先取点を許さない。
それでも29分、九国に大きな決定機が。右サイドをドリブルで持ち込んだ、9番杉本選手が中に折り返し、川西選手がペナルティーエリアにスルーパス。小方選手が抜け出しシュートを放つが、中村選手が体を張ってブロック。
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なかなかボールが落ち着かず、守備に回る時間が続いたアビスパだったが、この大ピンチを凌ぐと、徐々に自分達のリズムで、攻撃の形を作って行く。
その大ピンチの1分後、アビスパも決定的なチャンスを迎える。後方から細かくパスを繋いで行き、25番石橋選手のスルーパスに、20番福嶋選手が相手ディフェンスの裏を突き、シュートを放つが、九国のゴールキーパー川口選手が至近距離を物ともせずブロック。与えた右からのコーナーキックのピンチも凌ぎ、アビスパに先取点を与えず。
終盤はアビスパペースだったが、九国も集中した守備で無失点に抑え、両チーム無得点のまま前半を終えた。 
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前半のリズムの良さをそのままに、アビスパが後半3分に先取点を奪う。右からゴール前にロングスローを放り込むと、九国のクリアが小さくなった所に、10番角田選手がしっかりと詰めて流し込み、待望の先制ゴールが生まれる。
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失点後も、テンポ良くボールを回すアビスパ相手に、ボールの奪い所が掴み切れず、守備に追われてしまった九国だったが、この我慢の時間を全員で凌ぐと、続け様のゴールでたちまち逆転に成功する。
交代出場の22番小松選手、25番田吹選手が同時投入されると、再び前線に勢いが出始め、中盤でもボールが回り始めた22分、右から3番石本選手がゴール前に上げたクロスに、14番宮崎選手がヘディングシュートを決め先ずは同点ゴール。
歓喜の応援席の熱気が冷めやらない僅か1分後に、右サイドを崩した宮崎選手が、今度はゴール前にクロスを上げると、川西選手もヘディングシュートを決め、たった2分で試合をひっくり返す。 
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3点目を取りに来る九国に、これ以上失点出来ないアビスパも必死にゴールを死守。同点ゴールを目指し、アディショナルタイムも反撃に出るが、九国守備陣もシュートまでは行かせずタイムアップ。 
2ー1の逆転勝ちを収めた九州国際大学付属高等学校が、勝ち点を7に伸ばした。 
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