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残り2日となった、10連休の取材地は「九州大学リーグ」取材の為熊本に向かった。
「天皇杯 福岡県代表戦」の準決勝を取材してから、もうすでに1ヶ月以上が経ち、4月6日に開幕したリーグ戦も既に5節まで経過していた。
ここまで全勝で、得失点差で首位に立つ福岡大学(以下、福大)は、来週にはいよいよ天皇杯福岡県代表戦の決勝で、J3のギラヴァンツ北九州との対戦を控えている。
今のチーム状況、来週の決戦に向けて、どんな戦いをするのかを確認するべく、熊本県にある松前記念サッカー場へ足を運んだ。

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東海大学熊本 スタメン
GK50 川浪 大帆
DF4 三苫 慶太 29 坂田 悠希
MF7 鈴木 健太郎 9 吉岡 樹利也 19 瀧上 優 20 有江 勝利 21 西谷 端生 37 西村 匠汰
FW15 守田 雄樹 18 渡邉 駿

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福岡大学 スタメン
GK21 真木 晃平
DF5 饗庭 瑞生 12 阿部 海斗 30 河野 秀汰
MF6 河原 創 8 大熊 健太 20 倉員 宏人 38 田中 順平  
FW7 井上 健太 10 梅田 魁人 17 梅木 翼

ここまで5試合で、24得点を叩き出している福大。この日のスタメンに名を連ねた、17番梅木選手(リーグトップの6得点)、7番井上選手(4得点)、10番梅田選手(3得点)のフォワード3人でチームの半数以上を奪い、ゲームメーカーの6番河原選手も4得点と、好調の攻撃陣。
この日の東海大学熊本(以下、東海)戦でも、前半から、その攻撃陣が爆発した。
開始6分、中盤の河原選手が左に展開すると、その折り返しを梅木選手がポストプレーでしっかり収めると、その落としを後方から走り込んだ、井上選手が強烈なシュートを放つが、東海のゴールキーパー三苫選手の正面を突き、先制ゴールとは成らず。 
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しかし、その後もボールを支配し、攻撃を仕掛け続ける福大は、ついに均衡を破る。
16分、この日リーグ戦初スタメンの38番田中選手のスルーパスが、東海ディフェンスの裏に抜けた梅木選手に通り、ゴールキーパーとの1体1も冷静に流し込み、福大が先取点を奪う。
その1分後、左サイドから中に切れ込んだ、井上選手のシュートはブロックされるが、前線に上がっていた12番阿部選手が、強烈なボレーシュートを決め、追加点を奪う。
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さらに28分、田中選手が右の井上選手へボールを送ると、素早く折り返したボールを、梅木選手が落とし、後方から走り込んだ河原選手がミドルシュートを突き刺し、3−0と点差を広げた。

早々と3点を奪った福大だったが、前半の終盤に東海からセットプレーなどでピンチを迎えると、その悪い流れは後半も続き、前半の様に押し込めない状況が続いてしまう。
5分に、中盤の9番吉岡選手が左に展開すると、ボールを受けた19番瀧上選手が、ゴール前に切れ込みシュート。惜しくもシュートは、福大のゴールキーパー真木選手の正面を突くが、勢いは完全に東海に傾き、12分、ついに1点を返す。
カウンターから左へ展開、そこから逆サイドに1本の大きなパスが送られると、18番渡邉選手は見事なスプリント力で、このボールに追いつくと、ワントラップからシュート。ボールは、真木選手の脇をすり抜けてゴールし、1−3と点差を縮める。
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一瞬の隙を突かれた福大は、選手やフォーメーションを変え、この悪い流れを断ち切ろうとしたが、一度狂ったリズムは、なかなか戻らず、東海ゴール前に迫るものの、三苫選手の好守にも阻まれ、シュートを打てども、ゴールを割ることが出来ない。
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4点目が奪えず、我慢の時間が続いたが、選手達は声を出し合い、しっかりとした守備で、東海にこれ以上の流れを渡さず、最少失点でゲームを締めた。 
快勝とは成らなかったものの、3−1で勝利した福岡大学は、リーグ戦全勝を継続し首位をキープしたまま、5月13日、天皇杯本戦出場を賭けギラヴァンツ北九州に挑む。 
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試合スケジュール ↓
http://www.jufa-kyusyu.jp/score/
その他の試合写真 ↓
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