インターハイ予選と並行して行われていた為、行く事が出来なかった「2019年度 30回九州クラブユース(Uー18)サッカー選手権大会」。今年も群馬県からスタートする「第43回 日本クラブユース(Uー18)サッカー選手権大会」の出場を目指し、Jクラブだけではなく、街クラブも参戦し凌ぎを削っていた。
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昨年、全国で3位を獲得したアビスパ福岡Uー18(以下、アビスパ)。今年も全国での活躍に期待を寄せていたが、準決勝でV・ファーレン長崎Uー18に敗れ、プレーオフに回る事に。ここで負ければ、全国への切符を失ってしまう。
ご存知の方も多いが、ここまでユースを指導して来た、藤崎監督、宮本コーチが急遽トップに移動となり、選手達への影響も心配され、かなり不安な状況でこの日を迎えていた。
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対するギラヴァンツ北九州Uー18(以下、ギラヴァンツ)は、決勝トーナメント1回戦で敗退したものの、プレーオフを勝ち上がり、宿敵アビスパに勝利し、最後の椅子を狙っていた。
戦前での予想では、3部に所属するギラヴァンツ相手に、プレミア所属のアビスパ有利と思われていたが、試合前の練習からギラヴァンツの選手達の気迫がヒシヒシと伝わり、その熱気通り、試合は拮抗した好ゲームとなった。

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アビスパ福岡U−18 スタメン
GK16 吉田 翼
DF3 鷹巣 直希 5 森山 公弥 6 伊藤 智央  
MF7 吉村 銀河(C)8 松田 知己 9 石井 稜真 11 田村 奎人 38 藤原 尚篤
FW 12 田代 紘希 22 北浜 琉星

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ギラヴァンツ北九州U−18 スタメン
GK 21 松田 直仁
DF 2 喰田 弦 4 原田 幸汰(C)5 花田 康聖
MF 6 石野 遥也 8 大井 智陽 15 関 智仁 22 掛橋 一真
FW 10 櫻田 一輝 11 山本 瞬太朗 13 大原 竣介  

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試合開始と同時に、ボールを保持してゲームを進めようとするアビスパ。それに対し、「アビスパが相手という事で、選手達はこの一戦に強い想いを持って取り組んで来た」(ギラヴァンツ 樋口智洋 監督)の言葉通り、前線からアグレッシブにプレッシャーを掛けに行くギラヴァンツ。
下げるしか無くなったアビスパは、ゴールキーパーの吉田選手まで下げるも、ディフェンダーとの連携ミスからボールを奪われ、10番の櫻田選手がそのままシュートを放つが、惜しくもゴールキーパーの正面を突いてしまい、先取点とな成らず。
試合開始早々、ヒヤリとさせられたアビスパだったが、攻撃への意識は失わずに攻め込むと、最初のセットプレーで先取点を奪う。
11分に続け様に、左からのコーナーキックのチャンスを掴むと、クリアのこぼれ球にいち早く反応した、8番松田選手がボレーシュートを突き刺し、アビスパが先制に成功する。
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先取点を奪った事で、少し落ち着きを取り戻したアビスパは更に18分、この日スタメンに抜擢された22番北浜選手(中3)が、前線で競り勝ったボールを、松田選手が左コーナーキック付近から折り返すと、ギラヴァンツディフェンダーも必死にクリアするが、このボールを迷わず38番藤原選手がボレーシュート。アウトサイドに掛かったシュートは、緩やかな弧を描きながらサイドネットに突き刺さり、アビスパが2−0と点差を広げる。
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前半20分で2点ビハインドと、流石に気落ちするかと心配したが、キャプテンの原田選手を中心に声が出ていて、しっかり前を見ていたギラヴァンツの選手達。
何度か追加点を奪われそうな場面もあったが、ゴールキーパーの松田選手の好守もあり、追加点を許さないでいると、遂にチャンスをモノにする。
32分、松田選手のキックに抜け出した櫻田選手は、ディフェンダーとの競り合いに勝つと、そのまま抜け出し、前に出て来たアビスパのゴールキーパー吉田選手との接触も恐れずに足を伸ばしループシュートを決め、前半の内に1点を返す。
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この1点で、勢いがつけたギラヴァンツは、後半頭からアビスパゴールを襲った。
開始2分、中盤でボールを拾った8番大井選手が、ミドルレンジからシュートを放つと、右ポストを直撃。そのボールに15番関選手が詰めるも、惜しくもシュートはゴール上へ。
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更に16分、右タッチライン沿いから、13番大原選手がドリブルでペナルティーエリアに侵入、シュート気味のクロスを中に折り返すが、惜しくもゴール左へ抜けてしまう。 
中盤で、少しづつボールを拾える様になって来て、同点のチャンスを掴みかけたギラヴァンツだったが、アビスパの11番の左足が、その流れを引き裂いた。 
後半32分、左コーナーキックがファーサイドに流れ、5番鷹巣選手がキープすると、途中出場の石橋選手がゴール前に上げるが、ギラヴァンツ守備陣も必死のクリアで跳ね返す。
そのボールが、センターライン付近まで転がって来たのを、田村選手が思い切り左足を振り抜くと、鋭い弾道でゴール右上隅に吸い込まれるゴラッソを決め、3−1と点差を広げた。 
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それでも、諦めずに反撃に出るギラヴァンツだったが、アビスパのキャプテン吉村選手が中盤を引き締め、4番寺田選手がゲームを落ち着かせ、最後は10人となったが、反撃を凌ぎこのままタイムアップ。 
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難しい状況、簡単な試合ではなかったが、その中でも勝利したアビスパ福岡Uー18。井上孝浩新監督に白星をプレゼントし、全国への切符を勝ち取った。
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「第43回 日本クラブユース(Uー18)サッカー選手権大会」 ↓
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その他の試合写真 ↓(準備中)
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