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先週で、普段取材している大学リーグ、ユース世代のリーグ戦が中段期間に入り、長い夏休みに入ろうかとした時、目に飛び込んで来たのが「日本フットボールリーグ(JFL)」の日程だった。
そして、直近のカードが「ヴェルスパ大分×テゲバジャーロ宮崎」の九州対決。その両チームに、ユース、大学で見て来た選手達が、多く在籍している。
こんな幸運な事は無いと思い、直ぐに取材申請し、大雨の為、交通手段が変更、到着時間が大幅に遅れるという、アクシデントもありながら、本日の会場となった、昭和電工サッカー・ラグビー場に到着した。
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前節で、長いリーグ戦の半分を消化した両チーム。ヴェルスパ大分(以下、大分)は、勝点22の7位。テゲバジャーロ宮崎(以下、宮崎)は勝点20の8位と、順位も拮抗している。
ここ4試合負けなしで、2連勝中のホーム大分が勝つのか? 前節、7試合ぶりの黒星を喫したものの、勝点を積み重ねて来ている宮崎が、開幕戦のリベンジを果たすのか?
興味が尽きなかった試合は、正に、主審の試合終了の笛が鳴るまで何が起こるか分からない、サッカーの醍醐味、そして楽しさを、再び呼び起こさせてもらった。
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ヴェルスパ大分 スタメン
GK 1 姫野 昂志
DF 2 坂本 和哉 16 福元 考佑(C)17 清水 大輔
MF 5 本多 琢人 8 篠原 宏仁 10 瓜生 昂勢 13 塚田 翔悟
FW 11 利根 瑠偉 18 中村 真人 25 前田 央樹

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テゲバジャーロ宮崎 スタメン
GK 38 赤塚 怜
DF 3 井原 伸太郎 15 川里 光太郎 22 青山 生 37 奥田 裕貴
MF 7 千布 一輝 16 三島 勇太 23 徳永 裕大 25 小野寺 達也
FW 10 水永 翔馬(C) 11 藤岡 浩介

前節と同じメンバーの大分に対し、宮崎は10番の水永選手がスタメン復帰と、ベストメンバーを組んで来た両チーム。
開始15秒で、大分の25番前田選手が遠目からシュートを放ったが、惜しくも宮崎のゴールキーパー赤塚選手の正面。
対する宮崎も右サイドを崩し、23番の徳永選手のクロスに、中央で水永選手が頭で合わせるが、シュートはバーを超えてしまう。
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攻撃の形は、宮崎が両サイドの16番三島選手、23番徳永選手がチャンスメイクし、相手ゴール前まで攻め込むものの、フィニッシュまで持って行けず。逆にカウンターから、大分がしっかりフィニッシュまで持って行き、ゴールの雰囲気は大分にあった。
しかし14分の11番利根選手、21分の10番瓜生選手が決定機を逃すと、徐々にアウェーの宮崎に、流れが傾いて行く。
29分、右サイドで細かく繋ぎ、22番青山選手の低いクロスに、水永選手が足を伸ばして飛び込むも、ここは大分の17番清水選手が決死のブロックで、このピンチを防ぐ。
このチャンスは逸したものの、攻撃の手を緩めなかった宮崎が、この2分後、遂に試合の均衡を破る。
31分、右サイドで7番千布選手とのコンビネーションから、青山選手がゴール前にクロスを上げると、一度はクリアされるが、このルーズボールを拾った、25番小野寺選手が、ミドルレンジから低い弾道のシュートを突き刺し、宮崎が先取点を奪う事に成功する。
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勢いづいた宮崎は、さらに5分後、中盤でボールをカットすると、ボールを受けた11番藤岡選手が左からゴール前に切れ込み、強烈なシュートを放つが、大分のゴールキーパー姫野選手がしっかりセーブし、追加点を与えず。
前半はこのまま終了し、宮崎の1点リードで、ハーフタイムを迎える。

後半も、前半の勢いのまま宮崎が試合を優位に進めるのかと思われたが、大分が前半と打って変わって、厚みのある攻撃で、宮崎ゴールに襲い掛かる。
後半開始から、立て続けにセットプレーのチャンスを獲得する大分。左コーナーキックからゴール前に送るが、水永選手がヘディングでクリア。ルーズボールを拾い、二次攻撃を仕掛けシュートまで持って行くが、ここも水永選手がスライディングでブロックし、チームを鼓舞する。
それでも流れは大分。右から13番塚田選手がゴール前に楔のパスを送ると、前田選手の浮き玉のパスに反応した18番中村選手が、鋭い切り返しで、相手のマークを外すと、左足から強烈なシュートを突き刺し、14分、ホームの大分が試合を振り出しに戻す。
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ここから試合は1点を巡り、ゴール前での攻防が増えて行く。
追いつかれた宮崎は、アウェーにも関わらず、サポーターの大声援に後押しされ、16分に大分ゴールに波状攻撃を仕掛けるが、決定的なシュートも、大分のキャプテン福元選手が頭でブロック。
対する大分も、19分の中村選手、22分の塚田選手と決定機を迎えるが、宮崎のゴールキーパー赤塚選手が再三体を張ったディフェンスで、ゴールを死守。 
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オープンな展開になったものの、最後の所はやらせない両チーム。なかなかゴールが生まれず、時間だけが刻々と減って行く。 
それでも、勝利だけを目指し、ゴールを狙い続ける両チームの選手達。その強い思いが、先に届いたのはホームの大分。36分、瓜生選手の絶妙なスルーパスから、利根選手がドリブルからシュートもクリアされ、左からのコーナーキックを獲得する。このコーナーキックもクリアされるが、ここで得た右からのコーナーキック。瓜生選手のゴール前に上げたクロスに、17番清水選手が頭で落としから繋ぎ、最後は前田選手がヘディングシュートを叩き込み、前田選手の今季初ゴールで、大分が遂に勝ち越しに成功する。
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逆転されてしまった宮崎だったが、下を向く選手は、ピッチにもベンチにも居なかった。残り時間も僅かながら、反撃の手は緩めず。43分、カウンターから藤岡選手がゴール左隅にシュートを狙うが、この決定機は、大分のゴールキーパー姫野選手が片手で弾き、チームのピンチを防ぐ。
これで勝負あったかと思われたが、アディショナルタイムも残り1分となった所で、宮崎に劇的な同点ゴールが生まれる。右サイドから上げた、3番井原選手のクロス。大分も必死にゴール前を固め、クリアするが、混戦の中から、37番奥田選手がインターセプト。左から、奥田選手がゴール前に送ると、最後は途中出場のディフェンダー、20番橋口選手が、高い打点からのヘディングシュートを叩きつけ、宮崎が土壇場で同点に追いつく。
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昨夜の雨も残り、時折降る雨に、決して良いコンディションだったとは言えない中でも、白熱した試合を見せてくれた両チームの戦いは、このままタイムアップ。勝点1ずつを分け合う結果に終わった。
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試合の公式記録 ↓
http://www.jfl.or.jp/jfl-pc/pdf/2019A001/2019A0011613.pdf
その他の試合写真 ↓(準備中)
https://www.instagram.com/cross_football_fukuoka/