この日、ヴェルスパ大分の対戦相手だったのは、テゲバジャーロ宮崎。このチームには、3人の縁がある選手が在籍している。

1人目は、石田皓大選手。石田選手とは、福岡大学で始めて会ったが、端正な顔立ちに似合わず,熱いハートの持ち主である。大学リーグの試合中、あの乾監督に反論した場面を目撃した。
自分達が間違っていなければ、しっかりと口に出して意見を言う。長年、福岡大学の試合を見てきたが、そんな場面は初めてだったので、取材していた自分の方が背筋がシャキッとした(笑)
この日は、怪我の為試合には出れず、プレーを見ることが出来なく残念だったが、その熱い魂のプレーで、テゲバジャーロ宮崎に欠かせない選手になるだろう。

2人目は、青山生選手。初めて会ったのは筑陽学園高校。その後、最終学年だけだが福岡大学でも、取材する事が出来、今回JFLで再会。初めて3カテゴリー取材した選手となった。
この日も、高校時代から変わらず、堅実なプレー、献身的な動きで、チームを支えていた。
彼が優れている点はプレーもだが、何よりも人間性が優れている点だ。
全く邪気が無く、周りを温かくさせてくれる。これからも、どんな選手、どんな人物になるのか気になる男である。

3人目は、三島勇太選手。
今ほど多く、「高円宮杯プレミアリーグ」に取材に行けていなかった時期だが、どんな苦しい試合でも、果敢な仕掛けで相手に立ち向かって行き、その背中でチームを牽引していた。
トップチームに昇格してからは疎遠になり、間近でプレーを見ることは叶わなかったが、この日の試合でも、あの日見た時と変わらず、果敢に相手ゴールに仕掛ける姿を見せてくれた。
宮崎に来て、サッカーを楽しんでいる様にも見え、初めて見る紺色ではないユニフォーム姿も、すっかり馴染んでいた。これからも、怪我にだけは注意して、長く、そのアグレッシブなプレーを、宮崎の人達に見せ続けて欲しい。