昨日から降り続いていた雨。
待ちきれず、第一試合の2時間前に着いた福岡フットボールセンターには、冷たい小雨が降っていた。
しかし、この日の為に頑張って来た選手達を迎えるように、キックオフ前には雨は止み、太陽の光がグラウンドを照らしていた。
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10月19日、ついに「2019年度 第98回 全国高校サッカー選手権大会 福岡大会
二次予選」が開幕した。
シード校8校、一次予選を勝ち抜いて来た16校、計24校が福岡県の頂点を目指して戦う。
幸運にも、大会前に多くの高校を取材出来たおかげで、注目の開幕戦、どちらのコートの試合を取材するか、嬉しい悩みに侵されていたが、唯一、公式戦を見る事が出来ず、ベールに包まれていた光陵高等学校のカード「筑紫高等学校×光陵高等学校」を取材する事にした。

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筑紫高等学校 スタメン
GK 1 岡本 吏気
DF 2 原田 拓味 3 渡邉 翔太 5 梶原 湧 12 牛田 拓見
MF 6 坂田 樹(C)8 村上 陸真 10 上戸 隆輔
FW 9 菱ヶ江 耀 11 徳本 志文 14 松元 達也

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光陵高等学校 スタメン
GK 1 中村 瞭元
DF 2 工藤 和志 3 石松 賢人 4 緒方 翼(C)5 大渕 智也
MF 6 麻生 大翔 7 花田 翼 8 西崎 修翔 10 安河内 豊 11 梶野 輝
FW9 伊藤 徹是

足元の上手い選手が多い筑紫高等学校(以下、筑紫)は、後ろから丁寧に繋ぎ、光陵高等学校(以下、光陵)ゴールに攻め込む。
開始6分、右サイドからのグラウンダーのクロスに、11番徳本選手が合わせに行くが、光陵ディフェンダーにカットされ、シュートまで持って行けず。
畳み掛けたい筑紫だったが、前線からアグレッシブにプレッシャーを掛けて来る相手に、思うようなラストパスが通らず。
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相手に思う様な攻撃をさせていなかった光陵。この時間帯に流れが掴めれば、試合のペースを握れるんじゃないかと思っていた矢先、そのワンチャンスを見事にモノにする。
2番工藤選手の遠目からのシュートで得た、右からのコーナーキックのチャンス。10番安河内選手のゴール前に上げたボールに、ファーサイドの3番石松選手が高い打点からのヘディングシュートを突き刺し、光陵が幸先良く先制ゴールを奪った。
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追う立場となった筑紫だったが、これで落ち着いたのかボールが回る様になり、セットプレーのチャンスを幾つも作るが、光陵キャプテンの4番緒方選手、最後の砦の守護神中村選手の好守の前に、なかなかゴールをこじ開ける事が出来ない。
守備陣の踏ん張りに、追加点が欲しい光陵は32分、右サイドを8番西崎選手が力強いドリブルで突破し、最後は9番伊藤選手が合わせるが、筑紫も必死のディフェンスで凌ぎ切り、前半は1−0光陵リードで終える。
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筑紫のキックオフで始まった後半、同点、そして逆転を狙う筑紫の攻撃は激しさを増すが、中盤で相手の攻撃の芽を潰す6番麻生選手。そして相手14番松本選手の意表を突くミドルシュートにも、横っ飛びで防ぐゴールキーパー中村選手の前に、1点が重くのしかかる筑紫。
対する光陵攻撃陣も、11番梶野選手が持ち味のスピードを生かし、追加点を狙いに行った32分。
左サイドのルーズボールにいち早く反応した、5番大渕選手のオーバーラップからのクロスに、梶野選手が相手デュフェンダーを交わし、ゴール右隅に狙い澄ましたシュートを放つが、筑紫のゴールキーパー岡本選手が片手一本で防ぎ、チームのピンチを救う。
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次の1点、どちらが奪うかに注目されたが、その1点は光陵だった。
後半27分、相手の一瞬の隙を突き、スルーパスに抜け出した梶野選手が倒され、ペナルティーキックを獲得。キッカーをキャプテンの安河内選手。
会場が静まる中、安河内選手は落ち着いて右隅にシュートを決め、光陵に待望の2点目が入る。
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筑紫に残された時間は10分少々。
流れはまだ光陵だったが、74分、筑紫の持ち味である細かくパスを右サイドで繋ぎ、16番緒方選手のラストパスは相手に引っかかるが、途中交代で入った7番三小田選手が素早く反応して左足を振り抜き、ついに筑紫は反撃の狼煙をあげる1点を返す。 
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畳み掛ける筑紫は、相手ゴールに襲い掛かるが、最後の力を振り絞り、全員で跳ね返し続ける光陵。
アディショナルタイム3分も凌ぎ切って、タイムアップ。
2−1で光陵高等学校が逃げ切って勝利。二回戦進出を決め、シード校の高稜高等学校と対戦する。
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