インタビュー動画

image5

Q 4年ぶりにアビスパ福岡に戻って来ての練習はどうですか?

「4年前まで6年間、トップチームを憧れとして見ていたので、いざ自分がプロになって見られる立場になったので、すごく、これまでとは違って練習中も緊張しています。でも、とても楽しいですね」

Q 大学サッカーを経て、アビスパに戻って来た東家選手に、沢山の方々が「お帰りなさい」って言ってくれていますが?

「とても嬉しいですね。4年間、大学に行っててもプレーを見に来てくれていたので嬉しかったですし、いつか戻りたいなぁという気持ちが強まりました。その期待に応えられて、アビスパに戻ってこられて良かったです」

image7
Q ユースから中京大学に進学し、プロを目指しました。この4年間は、どんな期間でしたか?

「中京大学での4年間は、まず一人暮らしから始まったんで、自立するって事が大きかった。自炊もそうですし、身の回りの事を自分でやらなきゃいけない。そういう厳しい状況から始まったもで、人間性というのが育っていったと思いますし、サッカーの面では、自分の課題を自分で見つけて取り組んで来た。大学ならではかもしれませんが、自分は陸上部に色々聞いて、その練習方法をトレーニング前後に入れたりしていました。その成果が、ジャンプ力やスピードとかについて来た。元々身体能力が高いとは言われて来なかったんですけど、3,4年の頃には周りから「身体能力高いね!」って言われる様にまでなりましたので、そういう自分と向き合えたのが大きかった4年間だと感じています」

Q ユースからトップ昇格出来なかったのは、様々な要因があったと思いますが、ご自身では何が足りなかったと思いますか?

「一番は体の細さ、フィジカル面が言われていて。今もそこまで付いたって訳ではないですけど、今以上に当時は細くて。自分はフォワードなんで、相手を背負ったりするプレーが全然出来なかった。それが、当時足りなかった部分だと思っています」

image3
Q いつぐらいから、本格的にフォワードとしてプレーを始めたのですか?

「高校2年生の夏ぐらいに、2トップなんですけどトップ下みたいな位置でプレーをしたのが初めてで、本格的にワントップのフォワードとしてプレーを始めたのは大学からです。大学では 他のポジションもやったんですけど、 ずっとワントップ一本でやっていました。ゴールに一番近いですし、点も多く取れるので、そこをやりたいって言って、やっていました」

Q 強靭なセンターバックが多い大学サッカーで、昨季リーグ戦で21得点挙げましたが、得点量産出来た要因、きっかけは?

「常に1試合、2点3点を目標にしていたて、1点じゃ絶対に終われない。2点取ったら、絶対3点目を取ると、自分の負けず嫌いな部分を、試合中前面に出していった。ゴール前では味方にパスを出さずに、絶対自分がシュートを打つって意識していたので、前期だけで17ゴールを決めれた。そこで結果が出たので、大きかったですね」

Q 大学に行ったのは、決して遠回りでは無かった?

「はい。大学に行って良かったと思います。その4年間があったおかげで、自分が成長する事が出来ましたし、プロになれて、ここ(アビスパ)からスタート出来るので、本当に貴重な時間でした」

Q ユースから、サッカーを続ける為に大学に進む後輩たちへ、何かアドバイスするとすれば?

「そうですね・・・。4年間自分、そしてサッカーと向き合う事が一番。すごく時間があるんですよね大学って。一人の時間も。そういう時にサッカーの事を考えて、自分に何が足りないのか、どういう事をしなければならないのとか。自分で考えたり、色々調べたりしたりしていました。それを練習で試して、また考えて。
自分で考えて、自分で行動する。その時間が本当に大切で、今の自分を作っていった。周りも、プロに行った選手たちはみんなやっていたので、大学に行く後輩たちにも、頑張って続けて、やっていって欲しいですね」

image4
Q 大学に行っても、アビスパでプレーする事を目指して来た東家選手ですが、他からの誘いを断ったという話は本当ですか?

「監督からあまり聞かされていなかったんですが、そういう他クラブからの話が来ているっていうのは周りから聞いていました。でも、アビスパ一本でっていうのはずっと自分は言ってきたので、アビスパ以外は考えていませんでした、はい」

Q そこまで、アビスパに対して愛情が大きいのはどうしてですか?

「サポーターの方々が、すごく自分の事をずっと応援してくれている。そういうのを見させて頂くと、やっぱり戻りたい。その人たちの前で頑張りたい。点を決めたいっていう気持ちにさせてくれました。あとは、ユースの時に一緒にサッカーをやっていた仲間たちが、プロになる事を諦めざる得なくなって行って。そいつらの為にもアビスパに戻って、俺が頑張っているぞっていうのを見せてやろうと。そういう点が、一番アビスパに帰りたいというのが大きいところですね」

Q 東家選手は博多の森、今年からベスト電器スタジアムになりますが、プレーをしたことは? また、どんなプレーをしたいですか?

「1回か2回、ジュニアユース時代にやった事はあります。長谷部茂利監督が求めるアグレッシブさを出すのはもちろんですが、プラスそこに自分の良さ、スピードだったり、シュートだったりを出しながら、ゴールでスタジアムを沸かせられたら、一番だと思います」

image8
Q 東家選手のプレースタイルは?

「自分で言うのは難しいですが、裏に抜けたロングボールを、足で上手くトラップしたりする技術面だったり、多彩なシュートテクニックだったり。あとはワンタッチプレーです。ジュニアユース、ユース時代にすごく磨いて来たので、そこは大学に行っても続けてきたので、そこは見て欲しい所です」

Q 東家選手自身は、クラブのどんな存在になりたいですか?

「ユースから大学を経て、トップに戻って来たのは初めてらしいので、そういう選手がどんどん出て来て欲しいと、自分は思っています。その為にも、自分の結果が大事になってくるので、後輩たちの為にも自分の為にも、これからもっと頑張っていかなければならないと思っています」
 
Q 久しぶりに福岡での生活ですが、年末年始はどう過ごされましたか?

「家族と過ごしたり、熊本に挨拶しに行ったり。やっぱり、なかなか家族と過ごす時間がこの4年間無かったので(笑)」

Q 食文化が違う愛知で4年間生活していましたが、福岡に帰って来て、これ食べたんで帰って来たって感じる食べ物って何ですか?

「やっぱり、もつ鍋ですかね! こっちのを食べたら、やっぱり帰って来たなって思いますね」

Q 最後にファン、サポーターへ、メッセージをお願いします。

「一日でも早く、ベススタ(ベスト電器スタジアム)で試合に出て、スタジアムを沸かせられる様なゴールを決めるので、これからも応援を、よろしくお願いいたします」
image2


【取材後記】
彼の新加入、いやアビスパに帰って来るのが決まってから、すぐに取材申請はしていたのだが、最後のインカレ。その後の諸々の準備などもあり、年内に取材が不可能な状況が分かり、もう取材は諦めていた。
年が明けてから少し経った頃、クラブから連絡があり、今回初めて、プロ選手に取材させてもらう事になった。本当に、クラブ関係者の皆様には感謝しかない。

約5年ぶりにあった東家選手は、その当時と変わらない少年の様な笑顔は残しながらも、サッカーに真摯に向き合う姿勢、目の奥からにじみ出る固い覚悟がヒシヒシと伝わり、手持ちのカメラの存在を忘れてしまうほど、彼の口から発せられる一語一句に、引き寄せられてしまった。
まだプロ生活が始まったばかりではあるが、期待されずにはいられない東家聡樹。
アビスパ福岡を、彼が先頭になって引っ張って行く日が、今から待ち遠しい。

取材日 2020.1.13
Photographer DAISUKE