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13時30分にキックオフされた、男子の決勝戦に駒を進めたのは、前日の準決勝で延長戦を制し、選手権代表の筑陽学園高等学校を破った、飯塚高等学校(以下、飯塚)。
そしてPK戦の激闘を制し、前年度覇者の東福岡高等学校を下した、九州国際大学付属高等学校(以下、九国)という、新時代にふさわしいフレッシュなカードとなった。

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飯塚高等学校 スタメン
GK 1 竹内 諒馬
DF 3 早川 輝 4 川前 陽斗
MF 7 黒木 翔海也 10 宮川 開成 13 坂野 翔 15 野見山 楽斗©️ 19 吉田 龍介
FW 11 赤嶺 泰地 17 村越 琉威 20 髙尾 流星


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九州国際大学付属高等学校
GK 12 立石 爽馬
DF 2 石本 渉 3 磯谷 駿 4 磯崎 碧 5 三宮 陸矢
MF 8 川西 翼 13 森田 航斗 14 森 喜大©️
FW 9 西川 大貴 10 堀金 峻明 11 田吹 光翼 

キックオフされると同時に、最初にチャンスを作ったのは九国だった。
右サイドを抜け出した、10番堀金選手が中に折り返し、11番田吹選手がダイレクトで合わせるも、ゴール上に大きく外れてしまう。
5分には、右コーナーキックのチャンスから、14番の新キャプテン森選手が頭で合わせるも、シュートはゴール上に。
対する飯塚も、キャプテンマークを巻く15番野見山選手がゲームメイク。中盤、最終ラインまで下がってボールを引き出すと9分、九国ディフェンス裏に絶妙なパスを通すが、13番坂野選手のトラップは大きくなり、シュートまで持っていけず。
16分には、右サイドを抜け出した17番村越選手が中に折り返し、20番髙尾選手のシュートを放つも、九国も体を張ってブロック。こぼれ球に反応した村越選手が詰めるも、惜しくも枠は捉えられず。
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最終ラインがセンターサークル付近まで、高い位置を取る九国ディフェンス陣の前に、中盤のスペースを消され、なかなかフィニッシュまで行けなかった飯塚だったが、前半終了間際、決定的なチャンスを迎える。左サイドを抜け出した11番赤嶺選手のラストパスに、中央でフリーだった坂野選手が合わせるも、シュートは僅かに右に外れ、先制ゴールとは成らなかった。
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両チーム、選手の球際の争いも激しく、集中した守備陣の踏ん張りもあり、無得点で終わった前半。
両指揮官は現状を打開するために、早速後半頭から、飯塚は6番の山本選手。九国は7番小笠原選手、15番吉田選手を投入。
飯塚は、前半野見山選手の位置に入った山本選手が、巧みにボールを捌き、ボール保持率を高めて行くと8分。中盤の高い位置でボールを奪うと、右からのクロスに20番髙尾選手が頭で合わせるが、惜しくもシュートは左へ。
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対する九国も、なかなか攻撃の形が作れず、飯塚の攻撃に我慢の時間が続いたが、僅かな隙を突き、ゴールに結びつける。
センターサークル付近でボールを奪取すると、右サイドで7番小笠原選手から8番川西選手と繋ぎ、ゴール前の9番西川選手にボールが渡る。西川選手は、飯塚のディフェンダーを背負いながら、ワントラップで右サイドを駆け抜けてきた、11番田吹選手にラストパス。裏のスペースにフリーでボールを受けた田吹選手はしっかりダイレクトで合わせると、ボールはゴールに吸い込まれ、後半17分九国が貴重な先取点を奪った。
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追いかける立場となった飯塚も、同点ゴールを目指すし、自陣から丁寧にボールを繋ぎ、アタッキングサードまでは運べるものの、シュートまで持って行けず、九国ゴールを脅かす事が出来ない。
後半終了間際に、フリーキックのチャンスを掴んだが、活かすことが出来ず、僅か1点が重くのしかかった。
終始、選手全員がハードワークを怠らず、集中力を切らさなかった九州国際大学付属高等学校が、虎の子の1点を守り抜き試合はタイムアップ。
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27年ぶり2回目の優勝を果たすと共に、惜しくも準優勝に終わった飯塚高等学校と、福岡県の各会場で2月15日〜18日に行われる『KYFA 第41回 九州高等学校(U−17)サッカー大会(九州高等学校サッカー新人大会)』に福岡県の第一代表として出場する。
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令和元年度 福岡県高等学校サッカー新人大会 トーナメント表