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第一試合がPK戦までもつれる死闘が行われた為、予定より10分遅れでキックオフされた第二試合は、ここまで対戦相手を寄せ付けず勝ち上がって来た者同士の対戦となった。
昨年の決勝で破れ、7年連続の県代表を逸し、今年の新人大会でも準決勝で破れ、福岡の絶対王者の座が揺らいでいる東福岡高等学校。そしてその対戦相手は、2年前の選手権2回戦でPK戦の末破れるものの、王者相手に一歩も引かず、土俵際まで追い込んだ戦いは、全国のサッカーファンにその名を知らしめ、今年の新人大会でも準優勝と、確実に頂へ近づこうとしている飯塚高等学校。県内の4強の一角に、入って来たこの大きな野望を抱く挑戦者に対し、王者返り咲きを目指し、並々ならぬ想いで今年の選手権に挑んでいる東福岡高等学校。この注目のカードのキックオフを、小雨が降る少し肌寒くも感じる中、続々と多くのサッカーファンが詰め掛け、予定通り14時10分にキックオフされた。
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東福岡高等学校 スタメン
GK 1 原 勇輝
DF 2 森川 英智 4 野口 明 5 左座 侑眞 13 本田 良輔
MF 7 青木 俊輔 10 上田 瑞季©️11 遠藤 貴成 16 松永 響
FW 9 長野 星輝 20 日高 駿佑

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飯塚高等学校 スタメン
GK 1 竹内 諒馬
DF 3 早川 輝©️4 川前 陽斗 
MF 7 黒木 翔海也 10 宮川 開成 13 坂野 翔 15 野見山 楽斗 18 赤間 祐稀 19 吉田 龍介 
FW 9 高尾 流星 17 村越 琉威 

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東福岡高等学校(以下、東福岡)は三回戦(準々決勝)と変わらないスタメンに対し、飯塚高等学校(以下、飯塚)は2人を入れ替えて来た。飯塚の攻撃に対し、しっかりと前線から連動してブロックを敷き、スペースと自由を与えない東福岡。奪ったら直ぐに前線のスペースにボールを送り、飯塚ゴールを襲った。8分、相手からボールを奪った左サイドの13番本田選手。16番松永選手にボールを預けると、逆サイドの11番遠藤選手へボールが渡り、ヘディングシュートを放つが、惜しくも外してしまう。9分には9番長野選手、14分には20番日高選手と立て続けに飯塚ゴールを襲う東福岡。すると18分には決定的なチャンスを迎える。相手ミスで高い位置でボールを奪うと、日高選手がシュートを放つも飯塚も必死のブロック。クリアボールを拾った長野選手も間髪入れずにシュートを打つが、飯塚のゴールキーパー竹内選手が足でブロックし、チームのピンチを好守で防ぐ。
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引水タイム後も自らのスタイルで攻める飯塚だったが、いつもの様な精度を欠き、なかなか攻撃にリズムが生まれなかった。攻守に置いて試合巧者ぶりを見せる東福岡は35分、ついに試合の均衡を破る先制ゴールを奪う。相手ペナルティーエリア前、ボールを受けた11番遠藤選手。相手飯塚も素早くブロックしに行ったが、僅かなシュートコースを見つけると迷わず右足を振り抜いてシュート。飯塚のゴールキーパー竹内選手も懸命に手を伸ばし触るも、ボールの勢いそのままにゴール左隅に突き刺さり、東福岡が貴重な先取点を奪った。
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一瞬鎮まり返った飯塚の応援席だが、わずかその1分後、大きな歓声がスタジアムに鳴り響く。中盤でボールを奪った7番黒木選手。得意のドリブルで東福岡エリアに切り込むと18番赤間選手へ。赤間選手はふわりと浮かした優しいパスを前線へ送ると、仕上げは9番高尾選手。味方が繋いだボールをしっかりとゴール左隅へシュートを決め、飯塚が直ぐ様試合を振り出しに戻す。
東福岡が主導権は握っているものの、飯塚も良い形で終えた前半。後半に向けた期待が膨らむ中、10分間のハーフタイムを挟み、運命の40分のホイッスルが吹かれた。
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開始43秒、左サイドで7番青木選手とのパス交換から13番本田選手がクロスを上げると、20番日高選手が頭で合わせるが、シュートは惜しくも竹内選手の正面。それでも攻撃の手を緩めない東福岡。4分には裏に抜けた日高選手にボールが渡りそうになるも、竹内選手が勇気を持って飛び出してクリア。さらに7分には、右サイドを突破した11番遠藤選手のマイナスの折り返しに、9番長野選手がディフェンダーを交わし左足でシュートを放つもバーを直撃。飯塚は運も味方につけたが、徐々に押し込まれる時間が増えて行く。19分の遠藤選手、20分の日高選手と決定機を逃してしまっていた東福岡だったが、ついに69分、勝ち越しゴールを奪う。左コーナーキックのチャンスを得ると、一度はクリアされるが、ボールを拾いしっかり繋ぐと、ボールを持った10番上田選手の後方から走り込んだ13番本田選手が左サイドからゴール前に柔らかいボールを上げると、そこに中央で待ち構えていたのは4番野口選手。187センチの高身長を生かした打点の高いヘディングシュートがゴールに吸い込まれ、ついに東福岡に勝ち越しゴールが入る。
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全国大会初出場での初優勝という、高い目標を掲げ一段一段階段を登り詰めて来た飯塚。反撃に打って出たかったが、強度の面では一枚も二枚も上手の東福岡相手に、その体力は限界に近かった。多くの声援を受け、途中出場の選手達も飯塚スタイルを最後まで貫いたが、アディショナルタイム5分でも同点ゴールは生まれず。ついに、試合終了のホイッスルがベスト電器スタジアムに鳴り響いた。 
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予想通り、いやそれを遥かに超えたスペクタルな80分間の戦いを制し、8年連続決勝へと駒を進めた東福岡。 決勝の相手は、新人大会準決勝で破れた九州国際大学付属。リベンジを果たすのか?それとも返り討ちにあうのか?
沢山のドラマを生んだ選手権福岡大会も残るは決勝戦のみ。11月15日日曜日、会場は同じくベスト電器スタジアムにおいて、11時50分激戦必死の試合開始のホイッスルが吹かれる。 
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福岡県サッカー協会HP
http://fukuoka-fa.com/document/documentc/tournament
FBS福岡放送(決勝LIVE配信実施)
http://www.fbs.co.jp/soccer/99/