今年の2月、佐賀市で行われた九州クラブユース(U−17大会)。ギラヴァンツ北九州Uー18との試合後に取材を終え、用を済ませて帰ろうとした時、「俺に取材しなくて良いですか?!」と声を掛けて来たのは、石井稜真選手だった。この試合でも先制ゴールを決め、当然取材対象者の候補だったが、シーズンも開幕したばかり。出来るだけ色々な選手の声を聞きたいと思い、この日は見送った。
ただ、その時の自信に溢れた表情を見た時、プレミアリーグ復帰。プリンスリーグ得点王。そして、トップチーム昇格を、この選手は自身の手で勝ち取るものだと感じていた。
しかし残念ながら、全てが無くなってしまった。どんな思いで今いるのか気になり、今回インタビューを行ったが、彼は何一つ言い訳をせず、自身の過信だけを悔やんでいた。
これまでも多くの選手に出会い、自身が納得するまで、大好きなサッカー を続けて欲しいと思っている。
プロになるなら地元やトップに戻って、思う存分プレーして欲しいと思っていた。ただ石井選手には、違う感情を覚えてしまった。もちろん、4年後にアビスパ福岡に戻って来たら最高だ! でも、違うユニフォームでも良いから、彼がゴールを量産して活躍する姿を見たいと、心から思った。
それはやっぱり、どんなにチームが苦しい時でも、期待通りゴールを決め続けてくれ、サポーターに喜びを与え続けてくれたからに違いない。
福岡が生んだ貪欲なゴールハンターの挑戦、プレーに、今後も目が離せない。