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今週火曜日、例年より早かった梅雨入りは、例年よりも早く明けた福岡県。これから夏本番を迎えるわけだが、まだ一箇所だけ、明けていないと感じてしまう場所がある。福岡市博多区にある東福岡高等学校(以下、東福岡)だ。新人戦は勝ち取ったものの、インハイ予選が8連覇でストップ。再開した『高円宮杯 JFA U−18 サッカー プレミアリーグ 2021 WEST』も開幕から5連敗と、福岡の絶対王者は例年にない苦しみにあえいでいた。
前節アウェイで勝ち点1を掴み取り、何とか連敗をストップさせた「赤い彗星」。帰って来たホームで、初勝利に向けてどんな戦いを見せてくれるのか、楽しみにキックオフを迎えた。

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東福岡高等学校 スタメン
GK 25 須田 純弥
DF 2 園田 桐志 3 辻 耕大 4 段上 直樹©️ 12 前田 稜太 
MF 7 楢﨑 海碧 8 椋野 魁斗 16 吉岡 優希 28 下川 翔世 29 大渕 来珠 36 浦 十藏
FW

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ジュビロ磐田U−18 
GK 16 田中 春希
DF 2 立石 直也 4 小林 亮太 15 松田 和輝 22 伊藤 稜介 25 岡 航平
MF 13 藤原 健介©️ 20 原田 輝
FW 8 上之平 暉輝 10 西村 日陽 34 松橋 京汰 

6位に着けるジュビロ磐田U−18(以下、磐田)に対し、ここまでリーグ最多失点の東福岡は、全員がリスク管理しながらも、先取点を奪いに行く。
膠着状態が試合開始から続く中、12分。29番大渕選手とのワンツーから、28番下川選手が右深い位置からクロスを上げると、磐田ディフェンダーに当たり、コースが変わりながらも、7番楢﨑選手が倒れ込みながらもボレーシュートを放つも、磐田ゴールキーパー田中選手の正面を突き、惜しくも先取点とはならず。

対する磐田も、キャプテンマークを巻く13番藤原選手が、冷静に状況を判断しゲームメイク。
14分、右コーナーキックを獲得すると、藤原選手のボールに、15番松田選手が飛び込むも、惜しくも合わず。
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球際の強度は上がったと感じる東福岡だが、攻撃では、ヒガシらしいサイド攻撃は見せ切れていない東福岡。今季の武器であるロングスローから活路を見出そうとするも、なかなかゴールには結びつけられずにいた。
悪い時はここで我慢出来ず、失点を許してしまっていたが、この日は違った。どの選手からも前向きな良い声掛けが発せられ、ベンチ外で応援にまわった選手達からも、声が出せない状況の中、大きな拍手でピッチ上で戦うチームメイトを鼓舞し続ける。そんな遠い昔ではないはずだが、あの頃の部員全員で闘う姿が戻り、攻撃でも守備でも我慢し続けた苦しい時間帯を凌ぐと、欲しかった待望の先取点が東福岡に生まれる。 
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23分、左コーナーキックのチャンスを掴むと、29番大渕選手のボールにニアに走り込み、磐田守備陣を段上選手が引きつけると、後ろから飛び込んで来た7番楢﨑選手がヘディングシュートを突き刺し、ホームの東福岡が喉から手が出るほど欲しかった先取点を奪う。 
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飲水タイムを挟んでも、東福岡に流れが来ている。27分、左タッチラインからロングスローをゴール前に送ると、ゴール前は混戦となり、追加点かと思われたが、ここは磐田も必死のクリア。
37分、中盤高い位置での8番椋野選手のパスカットから、29番小渕選手が潰されながらもボールをキープし、7番楢﨑選手が譲り受けペナルティーエリアに侵入し、シュートを放つも磐田のゴールキーパー田中選手が素晴らしいセーブで防ぎ、2点目を許さない。
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少しづつ押し返て行く磐田だったが、アディショナルタイムの反撃も凌ぎ切った東福岡が、1点のリードをしっかり守り前半を終えた。
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後半に入っても、アグレッシブな守備で試合に入る東福岡。開始40秒、磐田のゴールキーパー田中選手に猛然とプレッシャーを掛けミスを誘うと、29番大渕選手が積極的にシュートを放つが、惜しくもゴールキーパー正面を突く。
先ずは同点にしたい磐田は、13番藤原選手のチャンスメイクから、5分に得た右フリーキックのチャンスは、東福岡のゴールマウスを守る須田選手のパンチングに防がれ、12分も同じ様なチャンスから、ここはファーサイドの15番松田選手が押し込み、同点かと思われたが、惜しくもオフサイドの判定。磐田は判定に泣き、東福岡に取っては胸を撫で下ろす結果に。
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ヒヤリとさせられたが、これで今一度、守備への意識を再確認した東福岡イレブン。ここから我慢の時間が続くが、全員が泥臭く、主審の笛が吹かれるまでプレーを止めず、磐田の反撃を跳ね返し続ける。
試合終了間際の89分、この試合最大のピンチを迎えたが、右からのクロスに合わせた2番立石選手のヘディングシュートはバーに助けられ、こぼれ球に反応した13番藤原選手のシュートは、多くの人数を掛けブロックし跳ね返した。
アディショナルタイム5分間も、途切れる事は無かった集中力と仲間への声。
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そして17時55分。長かった、待ちに待った待望の瞬間がやって来た。 
主審の試合終了のホイッスルが吹かれタイムアップ。今季7試合目にして、リーグ戦初勝利を部員全員で掴んだ東福岡高等学校。勝ち点3を積み上げ、7位まで順位を浮上させた。
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ここまで苦しい道のりだった東福岡高等学校だが、こちらにも梅雨明けが来た瞬間だった。この勝利をきっかけに、ここから選手、チームが残された僅かな時間で、どこまで成長出来るのか、これからの楽しみがまた1つ増える試合となった。 
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