
Q もうすぐ卒業ですが、高校サッカーを終えた今の心境をお願いします。
「大津戦に負けてから、1日もあの日の悔しさを忘れた事は無いし、本当にキャプテンとして、チームを勝たせてあげる事が出来なかった事が、本当に責任を感じていますし。自分のせいで勝てなかったってのがあります」

Q 昨年、新人大会は制したものの、プレミアリーグで思う様な結果が出ず、インターハイ予選では飯塚に敗戦。途中、伝統のスタイルを変えるという大きな決断を下しました。
「やっぱり自分達も、フォーメーションを変えたり、サッカーを変えるって所には、本当にすごく悩みました。でも、夏のインターハイに負けて、チームで話し合った結果、やっぱり勝ちにこだわるっていう所を大前提として「やろう!!」という話をしたので、その結果がフォーメーションが変わったりという形にはなったんですけど、結果として選手権の県予選で優勝する事が出来たので、良かったかなって思います」

Q テレビのインタビューで「夏敗れた後に、冬にリベンジ出来るチャンスが残っている」と話されていました。直ぐに切り替えられたのはなぜ?
「あの時はまだチームも、まだ全然未完成の状態だったし、あそこで下を向けば向くほど、リーグ戦だったり、これからの試合に影響していたと思うので。そこで先ずは、自分が下を向かずに、みんなのケツを叩くっていう意味でも、そこは自分を鼓舞しながら、冬もまだあるぞっていう所を、意識させて取り組んで来ました」

Q 福岡県代表を勝ち獲りましたが、段上選手自身は負傷してしまいました。その時の体の状態は?
「本当に県予選は、怪我に怪我っていう形で、本当にしんどかったし、状態としては全国大会も間に合うかギリギリの所で。最悪自分の中では「出れないのかな・・・」って、考えたりしながら、怪我を治す事に必死でした」

Q 迎えた全国大会、秋田商業との初戦。ベンチの外から、仲間の試合を見守っていました。
「メンバー発表された時は正直、頭が真っ白になって、何も考えられなかったんですけど。でも、同じ怪我でメンバーにも入れなかった吉岡優希の様な選手もいたので、その選手がサポートしている姿だったり、みんなを鼓舞する姿を見ると、自分が情けなく思えて来た。そこは優希の為にも、チームの為にも、サポートしてあげようという気持ちで、キッドをがんばりました」
Q 九州対決となった大津戦。久しぶりにキャプテンマークを巻き、ピッチに戻って来ましたが、0−4で敗れました。
「本当に選手のみんなは最後の最後まで、戦ってくれたし。メンバーに入れなかったみんなも、サポートしてくれたのに、0−4という結果に終わってしまって情けないし、自分としてはチームを勝たせられる事が出来なかったので、そこにすごく責任は感じています」
Q 最後までピッチに立ちたかったと思いますが、交代を告げられました。あの時の心境は?
「正直足の状態も、試合前日ですら良くはなかったですし、まともに戦える状態ではなかったんですけど。それでもスタッフの方々は、自分を信じて使ってくれました。交代を告げられた時は、本当にめちゃくちゃ悔しかったんですけど、それでもベンチのサポートのメンバーだったりが、自分にずっと声を掛けてくれていたので・・・。そこは切り替えて、自分もベンチから出来る事をやろうと思い、交代しました」
Q その瞬間、段上選手の選手権、高校サッカーも終わりました。いろんな面で、思う様な高校サッカーが思う存分出来なかったと思いますが、共に戦って来た仲間への想いは?
「3年間どこよりも、キツイ練習をして来た自信はありますし、それを一緒に死ぬ気で取り組んで来たチームメイトなので、本当に「ありがとう」という感謝の気持ちと、最後自分を出してくれたって事に対して、本当に感謝しています」


Q アビスパ福岡ジュニアユースから、東福岡に進みました。決断した理由は?
「自分が先ず目標にしていたのが冨安健洋選手で、近くで本当にプレーしていたので、すごく良いお手本でした。でもその時に、自分がユースに上がるってなった時、このままだとプロサッカー 選手になれるのか? 冨安選手に追いつき、追い越す事が出来るのか?って所を考えた時に、厳しいかなって思った。東福岡だったら、全国制覇を狙えるチームだし、プレミアリーグでも上位に食い込んで行けるチームなので。自分の中で、ここは転機かなって思って、東福岡に進学する事に決めました」

Q 東福岡の3年間で、一番成長出来た部分は?
「自分はやっぱり、サッカーの部分で言ったら戦術の部分で東福岡に入って、勉強する事が出来ましたし。サッカーに対して、ここまで考えるチームは無いのかなって思いました。あとは3年生の時にキャプテンをさせてもらって、そこで280名くらいの部員がいるので、チームをまとめるっていう統率力や、チームを代表しての発信力の部分では、他の選手よりは身に付いたとは思っています」

Q 次は、関東の大学でサッカー をするみたいですが、どういう風に4年間過ごして行きますか?
「先ずは怪我を治して、チームに早く合流するっていう所と、本当に東福岡でサッカーの戦術面は落とし込んでもらったので。あとは自分の技術面の能力を上げて、プロの世界に挑戦出来たらと思います」
Q アビスパのアカデミーや東福岡のOBでもある、田中達也選手(第54期生)や、熊本雄大選手(第57期生)が、アビスパのトップチームに戻って来ました。段上選手は、戻って来たいとかいう想いはありますか?
「自分が今考えているのが、本当に一番はアビスパに戻って来たいっていう想いがあって。それはやっぱり地元が福岡だし、今まで関わっていただいた全ての方々に、福岡だったら近くで応援していただく事が出来るので。そこで、恩返し出来ればと思っています」


Q 後輩達の東福岡が始動し、新人大会も優勝しました。段上選手から見て、新チームはどう映りましたか?
「フォーメーションも4−1−4ー1だったり、サイドを起点にした攻撃だったり、セットプレーからの得点だったり、本当に今までのヒガシに戻ったと思います。その中で、準決勝で5−0で勝ったりして、強いヒガシを取り戻せていると思います」
Q 新人大会でキャプテンだった下川翔世選手は、どんな選手? 今年のチームに期待する事は?
「下川翔世は、良い意味で生意気っていうか(笑)、プレーでも私生活でも、年齢や先輩後輩を無くして、何でも言い易い環境を作っていました。そういう意味でも、自分の事をしっかりと言葉に換えて言えるタイプなので、チームを引っ張って行く事に、特に心配とかはしていません。
プレミアリーグで先ずは残留、出来れば優勝を狙って欲しいです。県内三冠、全国大会制覇ってところは、常に狙って取り組んで欲しいと思います」

Q これまで、そして高校3年間、支えて下さった方々、応援して下さった方々に、何かメッセージがあれば、お願いします。
「本当に、今まで自分達がサッカーを続けて来れたのも、全国大会出場する事が出来たのも、今まで関わって下さった全ての方々のお陰だと思っています。本当に自分達、東福岡サッカー部部員だけではこの結果を成し遂げる事は出来なかったと思うので、常に温かいメッセージだったり、応援メッセージは頂いていたので、本当にそういうのが力になって。今回プレミアリーグ残留だったり、県大会優勝する事が出来たので。全国では結果が出せずに、こういう結果になってしまったんですけど、また後輩達が強い東福岡を取り戻してくれると思うので、これからも東福岡高校を引き続き応援して頂ければ、本当に嬉しいなって思います」



(取材日 2022年2月5日 リモート電話取材)