令和6年6月23日(日)
『高円宮杯 JFA U−18 サッカー プリンスリーグ 2024 九州2部 第7節 東海大学付属福岡高等学校×大分高等学校』
13:00 キックオフ 会場 タイガーフィールドスタジアム
試合結果 
東海大学付属福岡高等学校 1−2 大分高等学校』

⚽️53分 ⑧梅本 琉成(東海大学付属福岡高等学校

⚽️79分 ③佐藤 羚矢(大分高等学校

⚽️90+5分 ㉗矢野 晃也(大分高等学校
http://pl-kyushu.com/result/info/124 


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東海大学付属福岡高等学校 スタメン

GK 1 中村 海星

DF 2 濱口 幸生 3 長谷川 陸 4 鈴木 陽太 5 斉藤 大生

MF 6 永田 覚都©️ 7 浅香 寛太 15 竹田 龍之介

FW 9 池田 蒼音 10 倉田 連 11 松﨑 華都  

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大分高等学校 スタメン
GK 12 宿利 一冴
DF 2 秦 碧空 3 佐藤 羚矢 4 伊藤 太獅 5 竹内 璃音
MF 6 吉田 匡 8 岡松 愁人 10 清水 和©️ 20 河野 陽己 23 板井 駿太
FW 11 川野 迅翔

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キックオフを11時と何故か勘違いし、早目に到着したタイガーフィールドスタジアムのある東海大学付属福岡高等学校。仕方がないので、前日の試合のレポートをスマホでピコピコやっていたら、11時を過ぎたあたりから物凄い雨と風。予想はしていたので設置されているテントには逃げ込んではいたが、雨が振り込んで来て自分の作業は一旦中止。そんな中でも11時にキックオフされた、九州女子サッカーリーグを戦う東海大学付属福岡と秀岳館の選手達は、雨をも物ともせずプレーしている姿には感動させられた。
小雨は降るものの、豪雨の峠は過ぎた13時。リーグ2位に着ける東海大学付属福岡高等学校と、ここまでリーグ戦未勝利の大分高等学校の試合は無事キックオフされた。リーグ戦再開後の初戦で勝ち点3を目論んでいたであろう東海大学付属福岡高等学校(以下、東海)だったが、この試合に懸ける想いは、アウェーに乗り込んで来た大分高等学校(以下、大分)の方が上回っていたようだ。

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大きな水溜りは無いものの、ボールが伸びる場所と止まる場所が混在し、いつも通りの戦いとは行かなかった両チーム。中盤での激しい主導権争いを繰り広げながらも、なかなかシュートまで持って行けず。そんな中、最初にチャンスを掴んだのは大分。
16分、ペナルティーエリア付近の右サイドでフリーキックのチャンスを得るも、ゴール前に送ったボールに合わせたが、枠を捉える事は出来ず。その2分後には右のスローイングから、中央で6番吉田選手がシュートを放つも、相手ディフェンダーにブロックされる。
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思うように自分達のサッカーが出来なかった東海。飲水タイム明け後の24分、右サイドでフリーキックのチャンスを掴むも生かせず。その4分後、左サイド深くへ送ったボールに、9番池田選手が追いつきゴール前に折り返す。惜しくもクロスは逆サイドに流れるが、再び折り返されたボールに、キャプテンの6番永田選手がヘディングシュートするも、惜しくもゴール上へ。

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東海に流れを渡す前に、何とか先制したい大分は37分。自陣からカウンターを仕掛け、10番の清水選手がシュートまで持って行くも、相手ディフェンダーに当たり右コーナーキックに。その2分後には東海ゴールまで迫り、巧みなパス交換で崩して右サイドからクロス。ファーサイドに飛び込んで来た6番吉田選手が頭で合わせるも、惜しくもゴール上へ外してしまいチャンスを逃す。前半、両チームからゴールは生まれず、勝負の行方は後半へ。

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前半シュート1本に終わった東海は、後半頭から8番梅本選手をピッチに送り込むが、最初にビッグチャンスを迎えたのは大分。後半開始3分、中盤で奪い返したボールを左から右へ大きく展開。23番板井選手が放ったシュートは枠を捉えるが、東海の守護神中村選手の見事な横っ飛びのセーブに防がれ、惜しくも先制点とはならず。
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ピンチを切り抜けた東海は、8番梅本選手の豊富な運動量で徐々に中盤での主導権を握り始める。すると53分、中盤でボールを奪い返すと中央の狭い所でパス交換。最後は8番梅本選手がペナルティーエリアに進入すると、冷静にゴール左へ流し込み先制に成功。見事にチームの期待に応える。
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一気に流れを引き寄せた東海は60分。右サイド深い位置で10番倉田選手がキープすると、ボールを預かった11番松﨑選手がゴール前に送る。ファーサイドに飛び込んで来た6番永田選手が合わせるも、大分のゴールキーパー宿利選手が体を張ってブロック。その1分後、ディフェンダー裏へ抜け出した、10番倉田選手がシュートするも、ここも宿利選手が横っ飛びで決定機を防ぎ、これ以上の失点を許さない。
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立て続けのビッグチャンスを防がれ、追加点が奪えなかった東海。すると積極的な選手交代を仕掛けた大分に、徐々にゲームの流れが傾いて行く。73分、攻撃陣を引っ張る10番清水選手が、左サイドからゴール前に上げたボールに、走り込んで来た8番岡松選手が頭で合わせるも、惜しくも合わず。その2分後、相手ゴール前でのボール回しから絶妙なクロスを上げるも、東海の4番鈴木選手が危険を察知し何とかクリアで逃れる。それでも攻め続ける大分に、同点のチャンスが訪れる。左からのスローイングから、ボールを受けた途中出場の24番猪原選手がペナルティーエリアで仕掛け、ペナルティーキックを獲得。これを3番佐藤選手が冷静に沈め、79分遂に大分が同点に追いつく。
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勝ち点を取りこぼしたく無い東海と、初勝利を目指す大分。お互い勝ち越しゴールを目指し、少しオープンな展開になって行くが、ホームで負けられない東海に再三チャンスが巡って来るも決め切れず。規定の90分も過ぎ、アディショナルタイムは6分。勝ち点1ずつを分け合うかと思われたが、勝利を熱望していた大分は最後の最後まで走り続けると90+5分。左サイドでボールを受けた10番清水選手が逆サイドへ展開。ボールを受けた8番岡松選手が中へ切れ込み、左足から放ったシュートを最後は途中出場の27番矢野選手が押し込み、土壇場で貴重な勝ち越しゴールを奪う。
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最後の東海の攻撃を凌ぎ切った大分が、見事な逆転勝ちを収め、嬉しいリーグ戦初勝利を飾った。
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