令和6年6月29日(土)
『高円宮杯 JFA U−18 サッカー プリンスリーグ 2024 九州1部 第8節 飯塚高等学校×九州国際大学付属高等学校』
11:00 キックオフ 会場 飯塚高等学校人工芝グラウンド
試合結果 飯塚高等学校 0−0 九州国際大学付属高等学校
GK 12 好本 亜里都
DF 3 木下 宗祐 5 黒岩 雄慎 15 森本 快 20 保科 剛
MF 7 松尾 優輝©️10 吉田 翔亮 13 永田 朔太朗 18 新垣 類
FW 8 江下 憲成 9 古川 公琉
GK 21 柳瀬 虎太郎
DF 2 原 康一郎 3 岩井 南都 5 藤吉 悠眞
MF 6 仲野 志優 7 大森 晃成 8 栗栖 悠斗 13 垰田 煌太 14 赤金 翔©️
FW 9 平田 豊輝 10 濱田 俊大
梅雨真っ只中の福岡県。この日一発目の会場となる飯塚市に向かう前、しっかりと天気予想アプリで確認し、完全防雨の装備で向かったが、1粒の雨も降る事はなかった。かと言って、そこまで蒸し暑い訳でも無い中、注目の福岡県同士の対戦が行われた。
インターハイ福岡県予選、どちらも思うような結果が得られなかった飯塚高等学校対九州国際大学付属高等学校の一戦。次の大きな目標の1である選手権大会に向けて、リーグ戦で調子を取り戻したい所だが、飯塚高等学校(以下、飯塚)は勝ち点が伸び悩み現在5位。一方の九州国際大学付属高等学校(以下、九国)は前節待望のリーグ戦初勝利を飾ったが8位と、苦しい状況は続いている。
リーグ戦中断期間に入る前に、何か浮上のキッカケを掴みたい両チームだったが、痛み分けとなるドローに終わった。
キックオフと同時にお互い火花を散らす中、最初に大きなチャンスを迎えたのは九国。6分、相手のフリーキックのチャンスをクリアするとカウンターを仕掛け。9番平田選手から7番大森選手にラストパスが渡り、ゴールキーパーと1対1だったが、シュートは惜しくも好本選手の正面。
対する飯塚もその2分後、右コーナーキックから九国ゴールに襲い掛かるが押し込めない。
中盤での激しい攻防が繰り広げられる中、この日存在感を示したのは九国の8番栗栖選手。ボール奪取にも優れ、左右にボールを振るだけではなく、楔のパスも数多く通し、チームのリズムを生み出し、チャンスは九国の方が多く作るも、ゴールを破る事ができず。
飯塚も九国の攻撃を跳ね返しながら、相手ディフェンス裏にボールを送るも、なかなか決定機を作れず。28分左サイドから5番の黒岩選手がドリブルで持ち上がり、最後は9番古川選手がシュートまで持って行くも、九国のゴールキーパー柳瀬選手がしっかりキャッチ。
41分、九国は8番栗栖選手から7番大森選手、右でフリーだった9番平田選手にパスが渡り、シュートを放つも飯塚のゴールキーパー好本が見事にブロック。ルーズボールを拾った九国は右サイドから逆サイドへクロスを送り、走り込んで来た13番垰田選手が合わせるも、ここも好本選手が体を張って凌ぎ、ゴールを死守し先取点を与えず。
九国が飯塚を押し込む展開ながらもゴールは奪えず、前半は両チーム0−0で終える。
前半思うようなチャンスを作れず、シュート3本に終わってしまった飯塚。後半攻撃のテンポを上げたい中、52分高い位置でボールを奪取すると、悪い流れを断ち切ろうと、13番永田選手がミドルシュートを放つも、ゴールキーパー正面。九国も素早くカウンターを仕掛け、右コーナーキックのチャンスを作るも、ゴールキーパー好本選手がしっかりキャッチ。
九国は56分、左サイドで得たフリーキックのチャンスから、9番平田選手がシュートもゴール上へ。63分には自陣からのカウンターから、左サイドを13番垰田選手がドリブルで運び、逆サイドから駆け上がってきた10番濱田選手がシュートするも、右のクロスバーに弾かれ、先取点とはならず。
飯塚は選手交代しながら、ポジションも入れ替えて攻撃のリズムを変えようとするが、なかなか好転しない。71分飯塚は相手ゴール迫ったものの、九国の3番岩井選手の見事なカバーリングに防がれ、シュートまで持って行けない。
押し込みながらもゴールがこじ開けられない九国。75分にはセンターサークル付近のフリーキックから、最後7番大森選手がシュートするもゴール上。その2分後には、交代で入った11番三好選手が直接フリーキックを狙うも、飯塚の好本選手のファインセーブの前に防がれ、こじ開ける事が出来ず。
アディショナルタイム、九国は右のロングスローからラストチャンスに賭けるも、飯塚も最後まで集中力切らさずに守備し、九国にゴールを許さずここで試合はタイムアップ。
お互い勝ち点1ずつを分け合ったものの、課題を残す結果となった。