令和6年6月29日(土)
『高円宮杯 JFA U−18 サッカー プリンスリーグ 2024 九州1部 第8節 アビスパ福岡U-18×日章学園属高等学校
18:00 キックオフ 会場 福岡フットボールセンター
試合結果 
アビスパ福岡U-18 0−0 日章学園属高等学校

⚽️23分 ⑨水田 祥太朗(日章学園高等学校)  

⚽️45+3分 ⑤池田 獅大(アビスパ福岡U−18 

⚽️70分 ⑮井上 雄太(アビスパ福岡U−18)

http://pl-kyushu.com/result/info/36


アビスパ福岡U−18 スタメン

GK 1 足立 陸矩

DF 4 甲斐 竣大 26 小浦 拓実 30 樺島 勇波

MF 5 池田 獅大©️ 10 楢崎 佑馬  22 武本 匠平 28 中村 環太

FW 9 前田 一翔 15 井上 雄太 32 サニブラウン・アブデル・ハナン


日章学園属高等学校 スタメン

GK 1 有薗 大樹

DF 2 野口 昊平 3 吉川 昂我 4 藤山 真 5 宝徳 悠誠

MF 6 小峠 魅藍 7 南 創太 12 三田井 宏生 18 吉崎 太珠

FW 9 水田 祥太朗 14 高岡 伶颯©️ 

飯塚では1mmも降らなかった雨は、夕方の香椎浜では予報通り降り注いだ。もちろん取材では煩わしいものだが、心地良い疲労感に変えてくれたのは、期待に応えてくれたホームチームと、首位攻防戦に相応しい戦いを繰り広げてくれたアウェーチームのおかげだ。
多くの方々が注目していただろう、日章学園高等学校のエース高岡選手は負傷の為前半途中でピッチを去ったが、90分間最後まで勝利に相応しい戦いをした
アビスパ福岡U−18が、見事な逆転勝利を収めた。

キックオフと同時に攻め込んで来たのは、首位奪取を目指し、アウェーの地に乗り込んで来た日章学園高等学校(以下、日章学園)。左のスローイングから
アビスパ福岡U−18(以下、アビスパ)ゴールに襲い掛かるも、押し込めず。7分にも右サイドから7番南選手が中へ切こむも、アビスパの30番樺島選手のブロックに阻まれる。

それ以降も日章学園は、14番高岡選手が巧みな戦術眼で周りを活かし押し込む。14分にはカウンターから6番小峠選手がシュートも、惜しくも左に外れる。
何とか主導権を奪い返したいアビスパも16分。右コーナーキックのチャンスを掴むと、32番ハナン選手が頭で合わせるも、惜しくも枠を捉えられず。その2分後には、高い位置でボールを奪取したハナン選手からのパスを受けた、9番前田選手がシュートを放つも、ゴールキーパーの正面を突く。

徐々に流れを引き戻したかに見えたアビスパだったが、僅かな隙を見逃さなかった日章学園の14番高岡選手がアビスパ守備網の裏を突き、ペナルティーキックを獲得。高岡選手はこのプレーで交代してしまったが、9番水田選手がしっかり右隅に沈め。日章学園が23分先制に成功する。

追う展開となったアビスパは25分。左サイドから大きな展開で攻撃を仕掛け、逆サイドの15番井上選手がシュートまで持って行くも、上手くミート出来ず。飲水タイム明け後の28分には、ゴール正面でフリーキックを獲得。10番楢崎選手が直接狙うも、ゴール上へ外れてしまう。

日章学園もボールを持ちながら追加点を狙うが、これ以上の失点は避けたいアビスパ守備陣の体を張った守備に、なかなかシュートまで持って行けず。耐える時間が長かったアビスパだったが、キャプテンの5番池田選手が味方を勇気づける声掛けを続け、「前半の内に1点返すぞ」の宣言通り。自らのプレーで同点に追いついて見せる。

前半のアディショナルタイムが4分と表示され、ここが前半最後の勝負所と見たアビスパ はカウンターを仕掛け、右コーナーキックを獲得。一度はクリアされるも拾い直し、9番前田選手とのワンツーでペナルティーエリアに進入した池田選手が豪快にシュートを突き刺し、アビスパが前半の内に試合を振り出しに戻す。

後半に入ると、守備からリズムを掴むアビスパが試合の流れを掴む。57分フリーキックのチャンスから、ファーサイドで30番樺島選手が合わせるも相手のブッロクに阻まれる。57分には前線で32番ハナン選手が収めたボールを、9番前田選手がシュートを放つも、日章学園のゴールキーパー有薗選手の見事なブロックの前に阻まれ、勝ち越しゴールとはならず。61分には自陣からのクリアボールを、爆発的なスピードで32番ハナン選手が追い掛け、左コーナーキックを獲得。献身的なプレーで仲間を鼓舞し、スタンドも沸かしたがこのチャンスを生かせず。

流れを掴み掛けながらも、なかなか勝ち越しゴールを奪えなかったアビスパだったが、ここで1年生ながらもスタメンを張る選手が、持ち味の個人技でゴールを演出する。ボールを持つたびに仕掛けるも、相手のマークに阻まれ続けた22番武本選手。それでも1列下のポジションの先輩、26番小浦選手が勇気づける声を掛け続けると。9番前田選手の収めたボールを受けた武本選手は仕掛け、一人、また一人を抜き去り、矢のようなグラウンダーのクロスを折り返した所に、逆サイドから走り込んで来たのは15番井上選手。味方がスルーしたボールを見事に突き刺し、70分ついにアビスパ が逆転に成功する。

逆転を許した日章学園も選手を入れ替えながらも、攻撃の圧を強めるものの、シュートまで持って行けない。88分には右サイドから7番南選手がペナルティーエリアに進入するも、アビスパの26番小浦選手、ゴールキーパーの足立選手が体を張ってブロックし、シュートを許さず。
アディショナルタイム6分、最後の猛攻を仕掛ける日章学園だったが、最後まで集中を切らさなかったアビスパが僅差を守り切り、ここで試合はタイムアップ。
2−1で勝利した
アビスパ福岡U−18が、3連勝で首位をガッチリキープした。 

(*残念ながら写真は誤って削除してしまいました😂)